魔使いの運命 (創元ブックランド)

  • 東京創元社
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本棚登録 : 57
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488019907

作品紹介・あらすじ

アイルランドには、以前アークライトとぼくが退治したケルトの魔女の、おそろしい復讐が待ち構えていた。危うしトム。緑の島アイルランドで一行を待つおそろしい運命とは?  大人気シリーズ、第8弾!

感想・レビュー・書評

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  • ぼくはトム。七番目の息子の七番目の息子だ。敵の兵士に故郷を追われたぼくたちは、モナ島を経由して、西のアイルランドに渡った。モナ島でぼくたち避難民は本当にひどいあつかいをうけたけど、アイルランドはもう少しましみたいだ。でもほっとしたのも束の間、ぼくたちはアイルランドの地主連合と山羊の魔術師の戦いに巻き込まれてしまった。おまけにアイルランドでは、以前アークライトとぼくが退治したはずのケルトの魔女の復讐が待ちかまえていたのだ。危うしトム、危うしアリス。緑美しいアイルランドでトムたちを待つ運命は。

    • 。5さん
      本を手に入れられないのですがどうすればよろしいのでしょうか?
      本を手に入れられないのですがどうすればよろしいのでしょうか?
      2020/09/14
  • 魔使いシリーズ8作目。
    故郷を追われ、アイルランドへ渡った一行を襲うのは魔王への恐怖、そしてかつて戦ったスカラベックという魔女と殺戮の女神モリアンだった。
    魔使いは徐々にトムへと仕事を譲り始め、アリスはその手伝いをする。心に闇を持ちながらも光に従事する姿が、清濁あわせ持たねば生きてはいけない人間を思い起こさせる。

  • 内容・ぼくはトム、七番目の息子の七番目の息子だ。敵の兵士の故郷を追われたぼくたちは、モナ島を経て、西のアイルランドに渡った。モナ島でぼくたち避難民は本当にひどい扱いをうけたけど、アイルランドはもう少しましみたいだ。でもアイルランドでは、以前アークライトとぼくが退治したはずのケルトの魔女の復讐が待ち構えていたのだ。危うしトム、危うしアリス。緑の島アイルランドで、魔使いとトムたち一行を待つおろそしい運命とは? 

    なんとこの巻でとうとう、○○○をやっつけてしまいます。
    しかし、
    トムとアリスには、とんでもなく大変な運命がまっています。

    その結果、トムとアリスはお互いの愛情を確認することに。

  • ついに魔王を倒す。
    でも変わってしまったアリスやなんだかやけにモノわかりが良くなった師匠。
    魔王もまだ完全に倒しきれてないし。。。
    トムの困難はまだ続く。

  • トムとアリスとグレゴリーの一行は、逃亡の果てにアイルランドまでやってきた。
    しかし、闇の勢力は全く衰えることなく、一行に心安まる時もない。

    トムとアリスにひしひしとせまる魔王の魔の手。

    しかも、トムは昔倒したはずの魔女の復讐の予感にも怯える。

    闇の勢力を倒すためには、こちらも闇の力の助けを借りなければならない。このことは、師匠であるグレゴリーには、到底受け容れられないことだったのに、最近ではグレゴリーもその事実を甘受している。
    こういうやりとりを読むと、師匠が年老いて、弱ってきたことを表しているようで、とても切ない。

    トムの責任もますます重くなってきて、闇との対決のほとんどを彼一人で背負っているようで、不憫でならない。

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