魔使いの盟友 (魔女グリマルキン) (創元ブックランド)

  • 東京創元社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488019914

作品紹介・あらすじ

魔王の首を敵の手に渡すわけにはいかない。魔女の暗殺者グリマルキンの行く手に次々に立ち塞がる闇の眷属。最強の暗殺者に危機が迫る。果てなき逃避行の行く手に待つものは。

感想・レビュー・書評

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  • 今巻は魔女最高の暗殺者、グリマルキンの視点で語られる物語。グリマルキンの過去や仲間についてより詳しくわかるとともに、グリマルキンというキャラクターがより深く描かれている。しかし結構残虐なシーンもあり。基本的に逃亡劇なのだけれど、逃亡劇らしく手に汗握るシーンあり、スピード感もあり、読んでいて面白い!ネタバレしないよう詳しくは書けないけれど、これまでの巻とはまた違った面白さがある。

  • マルキン一族の暗殺者グリマルキンは、並はずれたすばやさと力強さをかねそなえ、自らに面子を保つための決まりを課し、だましうちの戦法には頼らない。そして魔王を憎むことにかけてはだれにも負けない…。グリマルキンが魔王を滅ぼす切り札として希望を託す、七番目の息子の七番目の息子、魔使いの弟子トム。そのトムと師匠の魔使い、トムの友だちアリス、そしてグリマルキンが死闘の末に切りおとした魔王の頭を敵の手に渡すわけにはいかない。だが仲間と別れ、魔王の頭を持って逃げるグリマルキンの行く手に闇の眷属が立ちふさがった。最強の暗殺者に危機が迫る!好評「魔使いシリーズ」第九弾。

  • グルマルキンは怖い魔女というイメージが一変、格好いい魔女に変わった。魔王を倒すための彼女の秘められた思いやそのための努力が実は、凄い。主人公が一変した一冊。年齢的にグルマルキンだからかも知れません

  • やっぱりグリマルキンはすごい。

    魔王の頭部を持って逃げるグリマルキンによって語られる逃亡記。

    魔女の暗殺者として並ぶものの無い強さを誇っている彼女だが、いつも冷静で精神的にも強く、自分の死を目前にしても毅然とした態度を崩さない。
    その一方で、弟子のソーンに向ける視線は厳しくも暖かくて、残虐な暗殺者という今までのイメージをいい方に裏切ってくれた。

    一人で魔王の頭部を持って逃げるのだから、その道のりは困難に満ちているとは予想していたが、これほど大変とは。
    魔王を討ち取ったにもかかわらず、あまり状況が好転しているようには感じられないのがつらい。
    次巻からは、トムの物語に戻るようだが、ますますつらいことになりそうで、いまからドキドキしてしまう。

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