- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488024956
作品紹介・あらすじ
この世のものとは思えない美貌の持ち主である兄・譲との生活に忍び寄る影。友人たちに伸びる魔の手から彼らを守るために、真梨亜は新たな力を手にした。美しい青年と"人の纏う色"を視ることができる少女、数奇な運命のもと、この世に生を受けた兄と妹の愛の行方を、バドミントン小説『ラブオールプレー』で人気を博した気鋭の著者が患動的に描く、ファンタジックな物語。
感想・レビュー・書評
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ファンタジーな設定なのに細かい所が描かれていないので、土台がふらふらしていて読み難い。感覚だけで話が作られているみたいに見える。ファンタジーだからこそもうちょっと詳しい設定と説明が欲しい。
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不思議な設定で面白かったものの「家」だのなんだのの設定がよくわからなくて終盤引き気味。
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数奇な運命のもとにこの世に生を受けた人の“色味"を視ることができる少女と美貌の兄、二人のカウンセリングは人気を博しているが、徐々に魔の手が忍び寄る。
きれいな話。プラトニックな兄妹の関係が雰囲気によくあっていました。色と石と音楽に彩られた、この本自体が“静聴ルーム”のような感じでした。
ただ、全体的に薄味でした。それがこの本の美しさを壊さなくていいような気もしますが……。 -
絶世の美貌を持つ兄、人の纏う色が見える妹の、ファンタジーで美しい物語。
鉱石、ハーブ、色彩と美しいものがたくさん取り入れられています。
スピリチュアルやセラピーがお好きな方はすんなりと、この世界に入っていけるのでは? -
美貌の兄と、人が纏う色が見える妹、二人の物語。二人の愛と行く末にドキドキ。出てくる人は皆ひたむきで(ジュネもある意味でひたむき)、応援したくなる(ジュネ以外)
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想像してた内容と、だいぶ違っていた(笑)
短編なのかと思っていたら長編だった。
人が纏う色を視る真梨亜と、美貌の兄・譲。
特殊な事情もあるけれど、お互いを愛しく想っている兄妹。
真梨亜は、親友の祐未から
かつての初恋相手・伸司の現状を聞き力になりたいと思う。
けれどそれは、兄妹を憎むある人物が裏で糸を引いているもので・・・。
これ、シリーズになるのかな??と思いながら読んでいたけど
エピローグを読んで、あれ、これで終わり??となった。
もうちょっと、なんか、色々、
兄妹のその後とか、祐未ちゃんの話とか
高階さんの話とか読みたかったなー。