- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488025366
感想・レビュー・書評
-
話としては取次が出てきて嬉しかったけど、全てが解明するというわけではなくてモヤモヤ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
出版社営業井辻君の第2弾。
作家、出版社、書店の絡みが面白い。
本を出すまで、売るまでの流れに人間模様が様々に絡み合い、夫々の思いが「本を売りたい」に繋がっていく。
今度からポップはもっと注目しよう!
可愛い書店員がいるかどうかは不確かだけど、地元の本屋さんは大事にしよう! -
本屋さんのバイトに憧れて面接を受けたことがあります。
29歳の頃だったかな?
沢山覚えることがあるので年齢的にどうだろう…と断られました。
大崎さんの作品を読むと、
たしかに大変だな…
と思う反面
自分を試してみたかったな
とも感じます。 -
挫折
本屋さんの話 -
さらっと読める。
可もなく不可もなく。 -
2012 11/11
-
新潟にある小さな書店が経営危機に陥っている……最近では決して珍しいことではないそんな噂に、書店を廻る女性営業マンがむやみに気にしている。
中堅出版社の営業マン・ヒツジ……井辻くんが書店でおこる小さな謎に営業仲間と奮闘する「出版社営業・井辻智紀の業務日誌」シリーズの第2弾。
著者の大崎梢さんは元書店員。
デビュー作の「配達あかずきん」から続く書店員を主人公にした「成風堂書店事件メモ」シリーズとともに、本好きの読者のための仕掛けが一杯の短編ミステリ集。
このシリーズはまだ2作目だというのに、井辻くんをはじめ、営業仲間のキャラクターがしっかりと立っていて、もう何年も付き合ってきた友人のように愛着がわいています。
書店や出版社など本に携わる人々を中心にしたミステリで、提示される謎は彼らの日常のほんの小さな違和感だったりするのですが、井辻くん自身が名探偵タイプという感じではないので、営業仲間とのやり取りを微笑ましく見ている内に物語に引き込まれてしまいます。
5編の物語とも余韻を残すような締め方で、賛否あるかもしれませんが、きっと良い物語が続くんだろうなと思わせていて好印象。
5編目の作品「プロモーション・クイズ」では、前作同様「成風堂書店事件メモ」とのリンクを匂わせていて、そちらのシリーズを読んでいる人にも楽しめる作品です。 -
出版社の営業マン・ひつじくんシリーズ第二弾。
出版業界、書店業界の短編が5編。
なかでも表題作『背表紙は歌う』はじんわり沁みてくるような良いはなしだった。
そして『君とぼくの待機会』は賞にノミネートされた作家が受賞を待つまでに場所を借りて関係者とともに待つことを“待機会”というなど様々な裏話が分かって興味深かったし、その他の短編に比べてミステリ色が割合強くて面白かった。
成風堂書店の面々も出てきて 未読の私にはとても楽しみ思った。 -
どれも実際にあってもおかしくないくらいの小さな謎やトラブルから話が発展していき、ひつじくんとともにどうなっちゃうんだろう、どうしよう!という気分になりつつ一方でトラブルを楽しんでいるような、ふんわり愉快な一冊でした。