- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488103071
感想・レビュー・書評
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失踪事件が発生し、捜査を進めるうちに竜に関する様々な事象が観察されてゆく話。
いわゆるパズラーとしてよく出来ている作品とは思うが、ちょっと無理矢理かつ、あっさり感を感じたのも確か。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
飛び込み台から飛び込んで床不明になった男、プールの底から見つかった竜の足跡、その家に伝わる竜伝説。
竜目白押しの一冊。 -
ヴァンスもの。失踪事件から竜の足跡らしきものが発見され、ついに失踪者の死体が発見されるもの。竜のオカルト色が強い作品ですが、事件は不思議なものでフーダニット、ハウダニット色がある作品です。特にハウダニットがどうなのか、とても興味を持ちながら読むことができました。ただ、オチが若干のあっけなさがあったりして、うーんという感じもありましたが。
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マンハッタンにほど近いところにあるスタム邸で開かれたパーティーの最中、客のひとりであるサンホード・モンタギュがプールに飛び込んだまま浮かび上がってこないと警察に通報があります。駆けつけたファイロ・ヴァンスたちの聞き込みに対して、プールを眺める部屋にいたスタム夫人は竜が連れ去って行ったと供述します。警察は翌朝からプールの水を全て流して捜索しますが、やはりモンタギュを発見することはできません。しかしプールの底には巨竜の足跡のようなものが残っていたのです。そして同日の午後、モンタギュは屋敷から少し離れた甌穴(おうけつ)と呼ばれる穴のなかで、胸に3本の裂かれた傷をつけた殺害死体となって発見されるのです。
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ヴァン・ダインを知って2冊目に読んだ本。シリーズとしては7作目。プールにできたあやしい足跡だとかそんなミステリアスな感じの事件なのですがなぜか私は読むのに時間がかかり…。
相変わらず紳士なファイロ・ヴァンスがステキです。
トリックは、なんだぁって感じも…。