- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488110079
作品紹介・あらすじ
会員は既存のいかなる商売の応用、変形でない完全に新しい商売を発明し、生活を支えなければならない。この変わったクラブ、奇商クラブの面々をめぐる事件を、優れた裁判官でありながら裁判官席で発狂し、隠退したバジルが解決する逆説に満ちた探偵譚。チェスタトンがブラウン神父シリーズに先駆けて発表した傑作短編集である。全六編に、中編「驕りの樹」と「背信の塔」を併録。
感想・レビュー・書評
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奇商クラブも意外な展開で面白かったのだけど、背信の塔、驕りの樹もたまげましたわ…。
ブラウン神父シリーズ以外もいいですね。
他も探して読んでみましょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今までに存在したことのないまったく新しいビジネスを考えた人だけが入れるという奇商クラブの、奇妙な商売のはなし。
それももちろん面白いんだけど、関係のない驕りの樹と背信の塔、という2編が収録されているんだけど、この二つが特に面白い。
コナン君を御都合主義とか言って批判するのがバカバカしくなるくらい、思いついちゃったんだから書かずにはいられない!てな感じのチェスタトン節 -
東京創元社2013年の復刊フェアで購入。
表題作以外に『背信の塔』『驕りの樹』を収録。
表題作に登場する『完全に新しい生業』はどれもユニークでつい笑ってしまう。作品としては『背信の塔』が一番面白かったように思う。 -
今までこの世に存在したいかなる商売とも類似しない、まったく新しい商売を考え出したものだけが入れる奇商クラブ。
クラブのメンバーの商売を巡る短編集。 -
”表題作「奇商クラブ」が読みたくて。
<キーフレーズ>
・会員は既存のいかなる商売の応用、変形でない完全に新しい商売を発明し、生活を支えなければならない
<きっかけ>
ずいぶん昔に起導線で読んだのがひっかかっていた。”