- Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488115050
感想・レビュー・書評
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ページ数が多いが、意外にあっけなく物語が終了した感じ。
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プロローグからがっちりつかまれて最後まで。
笑ったり泣いたり感心したりしながら。
マギー可愛いヨ、マギー。
リーランド巡査部長がイイネ! -
マギーッ! 犬好きにはもうたまらん!
お願いだから人は死んでも犬は死なないで…と、念じながら読み進み、最後のほうのリーランドが涙する所で、一緒に泣いてしまったよ。 -
序盤でホロリとさせられるがあとは意外なくらい淡々と進む。マギー視点の章、交流が深まっていく描写は素晴らしいが、逆に言えばそこだけ読めば十分かも。ミステリとしては凡庸。7.0
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主人公はロサンゼルス市警の巡査。9カ月前に相棒を亡くしその事件で自身も重傷を負う。同じく相棒を撃たれて亡くした警察犬と組むことになり、共に事件の真相を追う話。トラウマを抱えた人間と犬との信頼関係を築いていく様子がとてもすばらしい。巡査の視点と警察犬の視点とで描かれていてわかりやすくてよく伝わってくる。事件そのものの謎よりも警察犬の優秀さや、警察犬のボスを徐々に信用していく過程に心打たれる。警察犬に感動した作品。
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『容疑者』 ロバート・クレイス 高橋恭美子 訳 創元推理文庫
ロス市警の刑事スコットは、相棒のステファニーとパトロール中、銃撃事件に遭遇する。目の前で撃たれた相棒は死亡。彼も重症を負った。
9ヶ月後、相棒を失ったトラウマと事件のフラッシュバック、身体の激痛に苦しみながら、スコットは警備中隊に配属となる。
そこで彼が出会った新しい相棒は、雌のジャーマンシェパード「マギー」だった。彼女もまた、アフガニスタンに従軍し、大好きな相棒のピートを最後まで守ろうとして自らも銃弾を浴び、相棒を失っていた。
ストレス障害で騒音に弱く、警察犬として使えないと判断されたマギーが「犬にもトラウマがあるんだね。人間と同じで」と言われるのを聞いて、カッとなったスコットは、マギーと組みたいと申し出る。
優秀な警備犬、爆発物探知犬として訓練されたマギー。SWATを目指していた若きエリートスコット。同じように傷つき、怯え、相棒を失った一人と一匹は、少しづつ、確実に信頼の絆を深め、未だ解決されていない事件の真相に迫って行く。
とにかく、この過程での、マギーの様子がもう、いじらしくて賢くて、胸がキュンキュンしてまう。スコットの横にすり寄って、スコットが眠ってから自分は眠る。かすかな異変も嗅ぎ分け、相棒を守るために周囲を点検する。純粋な忠実と愛情。マギー目線で書かれた章は、切ないぐらいだ。
警察犬隊の主任指導官リーランドも良い。口は悪いし、厳しいし、頑固だが、犬達を心から愛している。人間には渋い顔、犬には甘い顔。映画だったら、モーガン・フリーマンにやって欲しい。
全く解決の糸口が見えなかった事件の捜査資料や小さな証拠物件から犯人を突き止めて行くスリルと、誰を信じて良いのか全くわからない状況の中での、この一組の心の交流と絆は、本格警察小説が好きで、犬が大好きな人が読んだら、涙と感動で揉みくちゃになりそうな一冊。 -
銃撃され仲間を失った警察官が、同じくとらうまを抱えた警察犬と犯罪捜査をする、鉄壁のシチュエーション!
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これはワンコ好きには堪らない作品! 物語としても面白かった。良い作品に出会えました。
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G 2015.1.17-2015.2.4
再読2015.8.29-9.6