- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488118464
作品紹介・あらすじ
ロンドン近郊の由緒ある屋敷〈白い僧院〉でハリウッドの人気女優マーシャ・テイトが殺害された。周囲は百フィートにわたって雪に覆われ、発見者の足跡以外に痕跡を認めない。事件前マーシャに毒入りチョコレートが届くなど不穏な雰囲気はあった。甥が〈白い僧院〉の客だったことから呼び寄せられたヘンリ・メリヴェール卿は、たちどころに真相を看破する。江戸川乱歩が「カーの発明したトリックの内でも最も優れたものの一つ」と激賞した本格ミステリの名作。
感想・レビュー・書評
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第1作「黒死荘の殺人」がおもしろかったので、ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ#2。
古いお屋敷×密室。ロンドン近郊の由緒ある屋敷(白い僧院)で人気女優が殺害される。あたりは一面の雪。発見者以外の足跡はない。
黒死荘に比べるとおどろおどろしさは少なめ。幽霊はでそう。ワトソン役のマスターズ刑事がいい味だしている。 -
雪の密室殺人。
謎が謎を呼び謎だらけでしたが、伏線もしっかり回収されて面白かった。 -
雪の中の不可能犯罪。トリックはわかってしまえば単純だが、それ一本で長編を書いてしまう技量は凄い。
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周囲に雪の積もった僧院で人気女優が殺された。僧院の周りに残された足跡は死体発見者のものだけ。完全な密室。ヘンリーメルヴィル卿が解決に乗り出す。推理のパズル本などにも出てくる有名なトリックですが、たしかにうまいトリックです。
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『火刑法廷』と同じ作者。足跡系?
ミステリは普段動機が分からないが、これは大体全員の動機が見えている(けど犯人は違っていた)。 -
古典ミステリ読もう企画
進みは悪かった。
あまり面白みのない殺人一件をとても引っ張ってる感じがした。キャラも全然覚えられなくてしんどかった。
謎解きからは面白いと感じた。
足跡のない密室殺人。
謎解きは論理的。