- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488130046
感想・レビュー・書評
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コンティネンタル・オプもの
とはいえオーソドックスなハードボイルドだけじゃなくて、オプが保安官補を努めて荒野の用心棒みたいなことする話(新任保安官)や、東欧の国を舞台にしたクーデーターをめぐる話(王様稼業)など、バリエーション豊富で面白かったっす。
同じ作者のサム・シェパードや、チャンドラーのマーロウほど派手さはないけど、地味にいいねコンティネンタル・オプ
ピンカートン時代のハメットの経験が生かされてるんやろかね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
※新旧複本
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コンチネンタル・オプの粒揃いな短編集です「フェアウェルの殺人」田舎の大地主殺人事件に至る過程とアリバイ崩し「黒ずくめの女」誘拐モノ、ゲイトウッド氏のようなタイプが生き残る時代なんですね「うろつくシャム人」ラストで笑いました。「新任保安官」もしオプが西部劇をやるなら。アリゾナ舞台のラストウエスタンです。面白い!「放火罪および・・・」他訳で既読「夜の銃声」深夜にいびきを聴いて廻るオプが…。これもラストで笑いました「王様稼業」もしオプが革命劇をやるなら。バルカンの小国でキングメーカーです。出来が良い!
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「遺産相続」事件。家族であっても凶暴になるのは「欲」だ。人の欲は限度が無くなる。
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1960年初版1984年21刷の創元推理文庫130-3をのけてあった。訳者は大久保康雄。カバーは白山宣之で、定価400円だった。
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結局、玉石混交の短編集といった感じ。
私のお気に入りは「夜の銃声」。二段構えの皮肉な結末に思わずニヤリとさせられた。ヴォリュームも30ページ前後と、引き締まった内容で読みやすい。
かと思えば「新任保安官」のように登場人物が多すぎて収拾がつかない物もあり、一長一短がある。
面白かったのは、一般にハードボイルドと呼ばれるハメット作品もサプライジング・エンディングを踏まえた本格テイストを備えている事。ただ、解決へ至る手掛かりが探偵のみに与えられているアンフェアな所が腑に落ちないが…。