ミッドナイト・ブルー (創元推理文庫 132-7 ロス・マクドナルド傑作集)
- 東京創元社 (1977年5月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488132071
作品紹介・あらすじ
本書は、登場以来、深化・円熟を遂げ、アメリカ文学界の一翼を担う作家と称されるに至った著者の五つの短編と、代表的評論「主人公としての探偵と作家」を収める。名作中編「運命の裁き」をはじめとする、ハードボイルド・ファン必読の傑作コレクション!
感想・レビュー・書評
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久し振りのロス・マクドナルドだ。
80年代ハードボイルドな探偵小説ばかり読んでいた頃に購入した本が、出て来て尚且つ未読だったから読んだけど、
やっぱり話が暗いくて重い。家族が壊れているから読後が辛くてしょうがない。以前も数冊読んでこの人の小説を読むのを止めたのは、この所為だ。
優しさも、甘さもない味気無さがたまらない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この短編集を読んだ限りでは、ロスマクは短編を書けない作家であると云える。意外性を無理矢理でも持たせようとする強引さが目に余る。プロット重視の作家と云われている、又は自分でも云っている、にしては何ともお粗末である。
書かれた年代が現時点では不明だが、このラフさは恐らくアーチャー初期のものに類すると思われる。
あと外的要因として、大阪への旅行を間に挟んだのも大きな原因だろう。その点は自分が甘かったと云わざるを得ない。
教訓:旅先の読書はやるだけムダ。
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