- Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488134099
感想・レビュー・書評
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追っていた件は別でしたって、ミステリというより、冒険物か。
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1946年、戦後の傷跡残るロンドンで結婚相談所を開設した二人の女性が顧客が巻き込まれた殺人事件の謎解きをするミステリ。時代設定も雰囲気も軽い方の京極と言った感じ。軽いタッチであっという間に頁が進んだ。シリーズ化を見込んでの第1作という感じで、本作は謎解きよりも主人公の女性二人の過去に絡む話や登場人物の人となりの記述が多め。階級の話がそこかしこに出てきてクスリ・ニヤリ。戦後のロンドンの雰囲気がとても良く伝わってくる。犯人はさほど意外性もなく、周辺の出来事をごちゃごちゃ描き過ぎている感あり。この世界観に入ってシリーズを楽しむ作品だろう。邦題の付け方もそんな感じ。既に4冊(3冊?1作がシリーズと書かれていないけど登場人物はこの二人)出版されているらしい。是非続けて翻訳をお願いします、東京創元社さま。283ページ、「女王とふたりの王女たち」とあるが、これは現女王エリザベス2世とマーガレット王女とエリザベス皇太后のことだから女王のところは王妃の方がわかりやすいのでは。もちろん女王でも間違いではないけど。訳者が後書きで著者の顔写真もHPもブログもないと書いているが、顔写真付きプロフィールを載せたサイトもある。あの写真はフェイク?この頃のことを書かれた記述を読むといつも思うのだけど、ストッキングってそんなにしてまで手に入れたいほどのものなんだろうか。
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戦後ロンドンで結婚相談所を開業したアイリスとグウェンが活躍する謎解きミステリー。キャラの背景?が二転三転するのが面白い。私の一推しはサリー。大好き!!後半は一気読みでした!次も読むよー!
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CL 2021.8.29-2021.9.2
戦後のロンドンが舞台。
主人公の二人がとことん対照的でお互い補完しあっていて、とてもいい味出してる。
強面サリーがいいね。
シリーズものということ。次作も楽しみ。 -
謎解きではなく探偵のような気がするが、
軽妙だけど中身の濃い作品でおもしろかった!
戦後ロンドンの様子を描きながらも、
明るく常に前向きなアイリスとグウェンのコンビ。
ぐいぐい引き込まれてしまった。
続編も早く読みたい
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戦後ロンドンで結婚相談所を開いたアイリスとグウェンが自社の命運をかけた謎解きに挑む。
女性バディ!凸凹だけど、二人のスキルバランスが絶妙。軽妙なやり取りも楽しい。グウェンの切り返しパターンが好き。
互いを尊重する友情の育まれ方がよかった。
ちょっぴりのアクションも爽快。
ロマンスについては今後どうなるのか読めないような、ベタなパターンでもいいような。 -
相棒の設定が絶妙。
スパイやレジスタンスの生き残りのいそうな時代感も良い。-
戦争の名残がある時代感が良いですよね。ロンドンの街の状況、二人の背景といい、復興へと向かう過渡期特有の雰囲気があります。戦争の名残がある時代感が良いですよね。ロンドンの街の状況、二人の背景といい、復興へと向かう過渡期特有の雰囲気があります。2021/12/04
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