アラーム (創元推理文庫 140-24)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488140243

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  • この間の「シンデレラの罠」の読書感想文を載せた時に、
    ブロ友さん(照)にお勧めいただき、
    読んでみました。

    アルレーと言えば、「わらの女」
    読み終わった後、がっくりしてげっそり、
    三日くらいは元気が無くなってしまった私。

    今でも、夕暮れの中の帰り道、
    ふと、主人公ヒルデガルデさんに思いを馳せるくらい、
    心に引っ掛かってる!

    今回のお話は、

    子供を連れてしばらく里帰りしていたエリアーヌは
    帰ってきた空港で夫が突然亡くなり、
    病院の手違いですでに火葬されてしまったと言う
    驚くべき知らせを聞く。

    同じように不審を感じた友達が調査に協力してくれるが…

    私が読んできたこう言った感じの作品の
    今までの傾向として、

    超常現象・お化けパターン、
    個人的な恨みパターン、
    組織の犯罪に巻き込まれるパターン、

    の三大パターンが主だったから、
    今回の種明かしには驚いた。
    (最後の方までもまだ信じられず、
    「そうは言っても実は違うのでは?」
    と疑い続けて読んでしまった)

    でも「こういう事があったら怖い」から
    「こういう事がありそうで怖い」となってしまっている
    ここのところのご時世が恐ろしい。

    最初に出てきた女の人が後半全然出て来なくなったり、
    (元気でやってんのかな)
    「こんな時、こんな行動するかな?(警察はどうした)」と思ったり、
    最後ちょいとハッピーエンド風?でも他のみんなは…と
    そこら辺は多少、腑に落ちない。

    でも「わらの女」は自分が調子に乗らなければ防げる話だけど、
    こちらは防ぎようがない、と言うのがとても怖い!

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