- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488143015
感想・レビュー・書評
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有名な映画化作品なのだそうだが初読。完全犯罪を成し遂げたつもりが、離脱の際にエレベータの電源が切られて閉じ込められ、その週末の間に盗まれた車で起こされた別の重大犯罪の容疑者にされる。完全なアリバイがあるにもかかわらず明かせないという凝ったプロット。サスペンスとしてはおもしろいが、なんといっても登場人物たちのあまりの傍若無人の自己本位さに辟易する。とりわけジュヌヴィエーヴとフレッドがひどいが、他も似たり寄ったりだ。最も身勝手であろう主人公のジュリアンが可愛らしく哀れに思えるほどだ。純粋ミステリではないので初歩的な科学捜査云々はおくとしても、人物造型をもう少し考えた方がいいのでは。
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高利貸のボールグリを殺したジュリアンはエレベーターに閉じ込められ抜け出そうと苦闘していた。36時間後に脱出し帰宅すると別の殺人容疑で逮捕されてしまう。しかしエレベーターに閉じ込められていたことは話せない。偶然に偶然が重なり状況はどんどん追い詰められていく。サスペンス小説としてよく出来た構成で、何度読んでもドキドキします。話自体はルイマルの映画で有名で、以前は本の表紙もエレベーターから抜け出そうとするジャンヌモローでした。起こった事実重視の書き方もフランスミステリらしからぬところでグッドです
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昔から読みたかった作品。予想を裏切らず、しっかりとしたサスベンス。映画も良かったよね。
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男がエレベーターに閉じ込められている間に、事件が起こりその男に容疑をかけられてしまうサスペンスと紹介されているが、ドタバタコメディーにしか思えない。日本でも再映画化されたので読んでみたが、フランス人の感覚はわかならいなという感想。文章がよみづらく、後半は文章が雑。ストーリーの面白みも分からない。
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ジリジリと追い詰められる展開が見事
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おもしろいのだが・・・なんせ訳が古すぎると思う。
とくにフレッドのべらんめえ口調がどうにも気になる。
新約で読みたい・・・! -
小説も好きですが、映画も良いです。。。
1990年