砂漠を走る船の道 (ミステリーズ! 新人賞受賞作品集) (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488400590

作品紹介・あらすじ

「ミステリーズ!新人賞」から、これまで幾編もの短編ミステリが、数多くの才能が見出されてきた。歴史ミステリの第一線に立つ高井忍、中華ミステリという分野で独自の地位を築く秋梨惟喬、ユーモア・ミステリの旗手として期待が高まる滝田務雄、非凡な発想と構成で読み巧者をも唸らせる沢村浩輔、大藪春彦賞受賞のほかデビュー以来破格の評価を受け続ける梓崎優。新鋭たちの輝かしい出発点となった受賞作五編を収める。

感想・レビュー・書評

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  • 梓崎優の表題作が大好きな作品で、同じ『ミステリーズ!新人賞』の受賞作品5篇で編んだアンソロジーということで、期待して読んだが、本のタイトルになるだけあって、梓崎優の『砂漠を走る船の道』がやはり断トツの出来だった。

    他の4篇では、『夜の床屋』、『殺三狼』の順か。残りの2篇はちょっと趣味とは合わず。

  • ミステリーズ!新人賞受賞作品集
    ・漂流巌流島 高井忍
    ・殺三狼(しゃさんろう) 秋梨惟喬
    ・田舎の刑事の趣味とお仕事 滝田務雄
    ・夜の床屋 沢村浩輔
    ・砂漠を走る船の道 梓崎優

    印象に残ったのは、「砂漠を走る」。一番しょうもないと思ったのは「田舎の」。新人さんだもんね。どれもぐいぐいその世界に入るということはできなかった。

  • 2016年11月創元推理文庫刊。2005〜2008年に渡る(2006年は2作品)、5人のミステリーズ!新人賞受賞作品アンソロジー。いずれも秀逸な作品ばかりで賞の質の高さを示しています。なかなか楽しめました。2005年「漂流巌流島」高井忍、2006年「殺三狼」秋梨惟喬、「田舎の刑事の趣味とお仕事」滝田務雄、2007年「夜の床屋」沢村浩輔、2008年「砂漠を走る船の道」梓崎優

  • タイプが全く異なる5編。正直あまり期待もせずに手に取ったんだけど、個人的にはどれも及第点以上で面白かったです。満足満足(^^)

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著者プロフィール

1975年京都府生まれ。立命館大学卒。2005年、綾辻行人・有栖川有栖両氏に絶賛され、短編「漂流巌流島」で第2回ミステリーズ!新人賞を受賞しデビュー。文芸社からは『浮世絵師の遊戯 新説 東洲斎写楽』、『近江屋 一八六七年』を刊行。その他の著書に『名刀月影伝』(KADOKAWA)、『妖曲羅生門 御堂関白陰陽記』(光文社)、『京都東山 美術館と夜のアート』(東京創元社)などがある。

「2021年 『【文芸社文庫】 新説 東洲斎写楽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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