- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488409128
作品紹介・あらすじ
たったひとりで坂高文芸部を守る、ハカセこと河本博士に春が来た。なんと、可愛い新入生が入部したのだ。彼女が人気のない部を選んだのには、何か秘密がありそう。部員でもないのに文芸部に入り浸っているおれは、そんな出来事をおもしろおかしく綴っている。その日記"空色メモリ"が、思わぬ騒動を呼んで-。"非モテ男子"たちの恋模様をミステリ風味で描く、青春小説の決定版。
感想・レビュー・書評
-
デブとメガネの非モテコンビの、どうしようもない青春のいじましさにキュンキュンさせられる。
からりとした文体は懐かしさもあり、脳内で藤子F氏の絵で再生される。
文芸部にやって来た女子への嫌がらせと、日々を綴った日記メモリの盗難の謎。ミステリ的面白さも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
背ラベル:913.6-コ
-
桶井陸
ブーちゃん。体重九八キロ、ウエスト一一五センチ、身長は、一七〇に届かない。文芸部員ではないが、文芸部のノートパソコンに日記のようなものを書いている。
北畠
バスケ部。
河本博士
ハカセ。県立坂越高等学校文芸部部長。
吾妻
一年四組の国語教師。文芸部顧問。
野村愛美
一年二組。文芸部に入部。
新谷友一郎
一年四組。バスケ部。愛美とは二卵性の双子。
宮原沙希
サキ。前髪が短く、眉よりも上で「しぱっ」と切り揃えられている。一年生。
カオリ
前髪にジャギーが入っている。一年生。
陸の姉
大学三年生。小太り。
江原秀俊
沙希に気があり、涌井を敵視している。 -
シンプルな青春とミステリー
サキがいい子。
付き合ったんかなぁ -
記録用。
-
大人になれば些細だと思うようなことにとても敏感で人生の悩み事のように捉えてしまう青春時代は今となれば楽しかったなと思い出させてくれる作品。
-
たった1人で文芸部を守るメガネをかけたハカセと部員でもないのに入り浸る太ったオレ。暇なオレは日常のことを密かに空色のメモリに綴っていた。そんな部に突如可愛い新入生、野村さんが入ってきた。ハカセは野村さんに恋をするが、恋に奥手なハカセと野村さんのやり取りがクスッと笑える。あるとき野村さんがバスケ部のイケメンと2人で食事しているのを見かけたり、空色メモリが発端で大騒動に巻き込まれたりと波乱の高校生活。人間関係に悩み真正面から向かう彼らを応援したくなる一冊。
-
終盤までどう転ぶかわからないお話
こんなのはじめて -
デブとメガネの高校生
あー青春物だなぁ
じいさんになっても 青春物は楽しい
自分が高校生の時は 楽しい高校生活とは思わなかったが 今 振り返ると ショートストーリーになるような高校生だったかなと思いながら 読み終えた。