切断 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488442071

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーもののドラマを
    あまりやってない頃、
    「ミステリーを読めるようになりたいなぁ」と購入し、ハマった最初の本です。

    最近、この小説によく似たドラマ?映画?YouTube?(それすら忘れた)を見て、久しぶりに思い出しました。

  • サスペンスで今の作風とはずいぶん違います。火曜サスペンスのような展開。

  • テンポの良さと町の風景描写でハードボイルド物としてまず一級なうえに、本作はトリックが秀逸。ミソは読み進めていくうちに、なんとなく読者は犯人らしき人物に予測がつくように書かれていること。なんだが、どうしてもひっかかる事実がある。それが分かった時に、トリックの意図が想像していたものと異なったものとして立ち現れる。その鮮やかさが醍醐味。

  • レオンまではプロではないか。

  • 暴力団対警察という感じかと思いきや。
    沢井がいまいち感情移入ができない。男の人でもそうなのかな。

  • 黒川博行初期作品集シリーズの一角。解説にもあるが、著者作ではかなり異色。
    犯人・捜査・過去の三視点を五月雨に綴っていくスタイルは、スピーディな展開と合間って、読み込んでしまう。
    そんな完成度の高いスリリングな犯罪小説でありながら、相当に斬新なトリックがはさまれているのだが、個人的にはこれがマイナスに働いた。
    前者の魅力だけで充分よい作品であるのに、それだけで短中編が書けるようなネタを入れているのは、なんとも勿体ない。
    しかしながら、初期作品をいくら読んでも、なんとも安定しているのがすごい。
    3+

  • 冒頭から気持ち悪い。残酷かつ猟奇的殺人。そして「彼」という殺人犯が誰なのか気になる。もしかして、いやそんな筈無い、という気持ちで読み進めて行く。切断という題名の重さ、単行本とは変えたというラストも興味深い。

  • 4

  • 傑作。
    思わぬ展開に目が離せない。一気に読み終えた。

  • リーダビリティはあり、ガンガン読んだ。でも、人物の描写はいまいち。沢木や沢木の妹、大切なメインキャラなのに、説明なさすぎ。
    この人は始めて読んだけど、ああ、人物描写はこの程度なのかな?と思った。トリックは読めたけど、まあ、楽しめた

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著者プロフィール

黒川博行
1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学彫刻科卒業後、会社員、府立高校の美術教師として勤務するが、83年「二度のお別れ」でサントリミステリー大賞佳作を受賞し、翌年、同作でデビュー。86年「キャッツアイころがった」でサントリーミステリー大賞を受賞、96年『カウント・プラン』で推理作家協会賞を、2014年『破門』で直木賞、20年ミステリー文学大賞を受賞した。

「2022年 『連鎖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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