- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488459192
作品紹介・あらすじ
暑い夏休みの朝、高校2年の戸川春一は同級生・岩沢訓子が、稲城大橋から飛び降り自殺をしたことを、刑事である父親から知らされる。あんなまじめそうな子が、自ら命を絶つなんて。その日の午後、彼女の死を偶然に出会った酒井麻子に伝えると、なぜか一緒に事件を探る羽目に。麻子は訓子とは中学からの親友で、高校入学後から距離をおかれて悩んでいたという。二人の探偵行は、新たな事件を引き起こし……。決して古びない瑞々しい文体で評判となった、青春ミステリの傑作。
感想・レビュー・書評
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YouTube「出版区」という1万円で本を買う企画で紹介されていた一冊です。
近所の本屋で見つけて購入しました。
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暑い夏、ぼくが出会ったのは
彼女と殺人事件だった……
青春ミステリの金字塔
「君がシャーロック・ホームズで、おれがワトソンだ」
毎夏、読み返したくなる不朽の名作
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1988年に刊行された作品。
私が3歳のころの本。
すごく昔に思えるけれど、
文体の読みやすさから、
古くは感じませんでした。
高校生の飲酒喫煙が自然で、
そこは時代を感じました。苦笑
あと、不良っぽい奴が普通に良い奴でした。笑
刑事の息子、
ヤクザの頭の娘、
自殺した同級生。
彼女は本当に自殺だったのか。
夏の芝生とか日差しとか、
夏休みの気怠い空気感が
読んでて心地よかったです。
淡々しているのがよかったです。
冷静で頭の回転が速くて可愛い女の子にモテる主人公。
読みながら森博嗣さんの作品を思い出しました。
著者はもう亡くなっているので新作は読めないけれど、
「風少女」も読んでみたいです。
絶賛金欠中のため、落ち着いたら購入しようと思います。 -
サラサラ読めるが、何となく途中から先が読めてミステリーとしては今ひとつ。主人公の高校生、昭和ってこんな感じだったかな。
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続きが気になって、さらさらっと読めた。
登場人物みんなが怪しく思えてくる書き方だったような。春一、高校生とは思えない勇敢さ冷静さでいろんなことに気づくのか、それとも父親刑事の譲り受けなのか…
春一の冷静で無感情な態度と、麻子の感情的な描写の対極が面白かった。無いものに惹かれるとはこれかもしれない。
人の感情はやっぱり複雑、時には殺人まで考えるようになるのだから、人の感情は侮れないよなぁ。
ご返信が遅くなりすみません。
コメントありがとうございます。
おそらく同じですね…!
他の作品も良いですか??
私...
ご返信が遅くなりすみません。
コメントありがとうございます。
おそらく同じですね…!
他の作品も良いですか??
私はまだ何を読むか決めかねてます。苦笑