- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488465117
作品紹介・あらすじ
汗が滲む真夏の昼休み、名探偵と誉れの高い少女は屋上にいた。授業中に学内で起こった、姉の水着の盗難事件に首を突っ込んだおれ。四苦八苦した調査の末に、どうにか容疑者を三名まで絞ったのだが、どうにも決め手に欠ける。行き詰まったおれは、友人から聞いた名探偵の噂を元に、彼女を訪ねることにした。東京からやって来た眼鏡の転校生、蜜柑花子という変わった名前のおとなしめの少女。普段は無口な蜜柑だが、おれの話を聞いて瞬く間に犯人の名前を挙げる――。鮎川賞作家が爽やかに描いた青春連作ミステリ。文庫オリジナル。
感想・レビュー・書評
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学生ミステリかつ日常の謎。
連作の名探偵蜜柑花子の学生時代。
ティーンズ向けなのかな。シリーズの名探偵のジレンマや、新本格云々みたいな話は影を潜めている。
全く好感の持てないシスコン主人公など、ミステリとしてはやや印象が薄かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
蜜柑花子シリーズ4作目なのを読み始めてから気づいた。(2作目と3作目は未読)
シスコンの高校生と無口な転校生、蜜柑花子が謎を解く連作ミステリ。
青春モノで事件も水着の盗難、卒業制作の破壊など日常の謎が多いが、高校生なのに聞き込みなどの機動力があっさり書いてるけどすごい。
全体的に甘酸っぱすぎて、ちょっとハマれなかったかも。 -
蜜柑花子さんイイなあ!
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20211208
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読み始めて、「しまった」と思うことがたまにあります。特に初めての作家さんの作品を 読み初めた時が多いです。今回の市川哲也さんも初めて読んだのですが、ちゃんと、市川先生のデビュー作から読めばよかった...
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屋上の名探偵
200203読了。
今年11冊目今月2冊目。
#読了
#屋上の名探偵
#市川哲也
蜜柑花子シリーズ。短編集。
学生服おさげ、垢抜けない蜜柑。
お姉さんがあげると言っていたスタジャンがかっこいい蜜柑のイラストに繋がるのかな。感慨深いな。
重症のシスコンであるワトソン役は好みが分かれそう。
もっとキレッキレの蜜柑ちゃんが見たいです。
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うーん、悪い訳では無いんだけど、キャラ設定が自分にはあまりあわない方に突き抜けてましたね。
なんだかんだ、シリーズ読んでしまいそうな気はするけれど(笑) -
蜜柑花子が高校生の時のお話。連作短編の形ですが、納得のいく伏線と結果のある綺麗なロジックだと思います。ただ、個人的好みかもしれませんが、本シリーズの時同様、今回もどのキャラにも全く思い入れできませんでした。学生時代の彼女はもう少し違うかなと思いましたが、やはり主人公も彼女も全く好きになれず残念です。同じことを何度も書いている気がしますが、もっとキャラが魅力的なら楽しめると思うのでぜひ別シリーズをお願いしたいです。
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ミステリ。連作短編集。
この著者の作品は『名探偵の証明』のみ既読。
蜜柑花子ちゃんの高校生時代の物語ですね。
作品としては、よくあるコミカルでライトな学園ミステリ、プラス青春。
この一冊だけでは無難という感じですが、シリーズものとしては、蜜柑ちゃんの過去が分かって、シリーズ全部読みたいと思わせる魅力を感じました。
中葉悠介くんは、『名探偵の証明』に登場してたかな?読み直したい。
甘めに☆4。