BG、あるいは死せるカイニス (創元推理文庫) (創元推理文庫 M い 6-1)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488493011

感想・レビュー・書評

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  • 全人類が生まれたときは全て女性という異色の設定ですが、この設定ならではの推理とか、なるほどなと感心させられます。
    世界に引き込まれて一気に読みました。
    面白かった!!

  • 読書完了日2012年11月23日。

  • タイトルに惹かれて。意味不明なタイトルだけど、読み終われば納得。
    設定が面白い。ラストも好み。

  • 独特の設定と世界観を見事に活かしきった作品だと思います。
    なおかつミステリーとしても学園物としても秀逸。

  • 初めて読んだ石持浅海さんの作品。
    有り得ない設定で驚いたけれど、楽しくてさくさく読めた!所々描写に抵抗があるが。
    最後の主人公には少しがっかりというか、悲しい。

  • いやいやいや!!
    グイグイ飲み込まれていく感じ。
    引き込まれるより、飲み込まれるイメージ。

    タイトルからして意味不明ですが、内容は終盤まで読まないと分からない!!
    イッキに読めるときに読むべき一冊。
    あらすじはアマゾンあたりに出てるでしょうが、より意味不明になるので、とりあえず読むことをお勧めします。

    あ、推理ものです、念のため。
    愚弟は面白いものを持ってきます…さすが、わが弟。

  • 人類は全て女として生まれ、一部の極めて優秀なものが男に変化するという世界での学園ミステリー。
    面白かった!
    なかなか核心にふれないまどろっこしさはあるものの、よく考えられてて脱帽。
    ラストは個人的にはちょと残念かな。

  • 大好きなんです、この作家さん。

    決められた設定の中できっちりと理論を構築するその様に、
    職人芸のようなアーティストのような、魂さえ感じるほどに。

    今回は、いつもの物理的クローズド環境での事件ではなく。
    設定が「まず女性で生まれ、一定条件の下で男性化する」世界の話。

    この設定が当然、物語のコアになってゆくわけなのだが。

    もっと大胆でいいのでは?という物語のテクニック面はさておき、
    女性として、また男性化した心理をもっと追求してもらってもよかったのでは?
    の、感想。

    いやいやでも、この作品は秀逸よ。
    読んでよかった、満足して読了!

  • タイトル買い

    章タイトルもなかなか惹かれる

    書店散策してる時のチェックポイントに
    「目次」が含まれる時がたまにある


    人間はまず「女」として生まれ、その中で、体が強く頭脳も明晰で
    人柄的にも優れた個体が「男」に変化する

    そんな設定

    主人公の姉はまさにその理想通りの女性で
    「男」候補として周囲の熱い視線を受けているのだが
    そんな姉がある日

    殺された


    主人公は姉の死の真相を突き止めようと事件の暗がりへと首を突き入れる

    その奥に、深淵なる闇が広がっていることも知らずに……


    なかなか面白い設定で
    謎の解明もワクワクしたけど
    読後感がなんか気持ち悪かった印象

    主人公の心情が淡々としすぎていたからだっけな…?

    ミステリというよりかはSFなのかな

  • 全ての人が女性として生まれ、一部が男性化する世界でのミステリ。あらすじで設定を読んだ時には「両性具有迷宮」のような変則的な百合設定ミステリ小説かと思っていましたが、間違いではないけれども正しくもなかったです。設定を生かした見事な本格ミステリで、シニカルなエピローグも小気味良いです。でも欲を言えば、論理重視な印象が強すぎるのでもうちょっと情緒がほしかったなとは思います。

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著者プロフィール

1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。2002年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。03年『月の扉』が話題となり、〝碓氷優佳シリーズ〟第1弾となった05年『扉は閉ざされたまま』(祥伝社文庫)が 「このミステリーがすごい!」第2位。同シリーズの最新作に『君が護りたい人は』(祥伝社刊ノン・ノベル)。本作は『Rのつく月には気をつけよう』(祥伝社文庫)の続編。

「2022年 『Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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