シャドウ (創元推理文庫) (創元推理文庫 M み 5-1)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 8886
感想 : 808
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488496012

作品紹介・あらすじ

人は、死んだらどうなるの?-いなくなって、それだけなの-。その会話から三年後、凰介の母は病死した。父と二人だけの生活が始まって数日後、幼馴染みの母親が自殺したのを皮切りに、次々と不幸が…。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?いま最も注目される俊英が放つ、巧緻に描かれた傑作。本格ミステリ大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 最後数十ページからのドンデン返しが凄かった…。
    各人がそれぞれ何を考えながら行動していたかが分かる終盤は読む手が止まらなくなりました。
    終わり方も綺麗でしたね。

  • そこまで驚きがなかったかな、、

  • 母親を亡くした小5凰介が父親と2人で生活していくが幼馴染の同級生亜紀の母親も亡くなる。
    凰介が真相を突き止める物語。

    まず、全ての予想が裏切られた。登場人物が少ない中、こうではないかあーではないかと推理し読み進めていたが全て外された。ハラハラドキドキする展開の数々に脱帽しまくりだった。
    あと、小学5年生なのに大人じみすぎた設定に少し違和感はあった。

  • 道尾さん作品初読了。
    所々出てくる不穏な言動がいちいち気になってどんどん読み進められた。
    そして最後は見事に全部スッキリさせてもらえました。
    誰かが強烈に謎を解いていくというより、上手に伏線が繋がる展開なのかな。
    装丁とタイトルからは想像できない清々しい終わり方で、大変満足。

    道尾さん作品もっと読みたい!と思った一冊。

  • 母を亡くした少年と父の話。全体的に気味の悪い雰囲気が漂っているがそれがまたいい。2転3転するストーリーで驚きポイントがいくつもあり、どんでん返しには面食らった。タイトルの意味も秀逸。

  • 色々な人の視点で物語が進んでいく。同じ時間を別視点から描くときもあるけど、あんまりそこにトリックはなかったかな?
    お父さんがひたすらやばい雰囲気纏ってたけど良い人だった。

    どんでん返しも面白いけど何故かあまり衝撃が大きくなかった。

  • 文句なしに面白かったし、すっかり騙された!
    あっ、これ洋一郎がヤバい奴なんだな…。亜紀ちゃんに酷いことしたのも洋一郎か…。もしかして恵さんも洋一郎に殺された…? とか、色々胸糞悪い想像をしてたら全然違ったっていう。
    田地一人のせいで少なくとも二家族が人生狂わされたっていうのが本当エグい…。絶対被害者他にもいるだろうな。
    でも、諸悪の根源は成敗されたし、我茂親子も水城親子も先は明るそうだし、思いの外さわやかな読後感でびっくり。
    一番印象に残ったのは運動会で洋一郎が言う順位付けの話。一番だから良いとかビリだから悪いとかではなくて、時と状況によっていくらでも変わるっていうのは好きな考え方でした。

  • これすごく面白かった....
    面白かったって言うのがはばかられる内容だったりもするのだけど...。
    最後がすこし前向きエンドなところで、私が救われました....!

  • ミステリ1000冊読んだ男が選ぶ
    どんでん返し3選!!

    https://youtu.be/SUMi59DBm_I?si=Z6v7k4UwD3cUjRGH

    ほんタメでよびノリたくみさんが紹介していた本

  • 綺麗に騙される。道尾秀介の他の作品よりは、暗さが無く、読後も尾を引かない。文体が読みやすいのでサクッと読める。

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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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