- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488506018
感想・レビュー・書評
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カーミラもいいし、個人的には同時収録の「シャルケン画伯」が怖くていいです。レ・ファニュが書く女性の、あのどことなく不気味でだけど幻想的で美しい雰囲気がいい。
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ディーヴァが好きならば読まなければならないと勝手に思ってます。他の作品は…うーん。
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原作を読んだわけではないのですが、翻訳だけでも丁寧な描写が分かります。この本には7編入っていて、中でもやはり圧巻は表題作「吸血鬼カーミラ」。
可憐で美しいカーミラ、それに魅かれる語り手の女性、解説にもあるとおり、一種のレズビアンの雰囲気を匂わせますが、それが鼻につくこともなく、作品の雰囲気として、色を添えています。 -
百合で吸血鬼♪
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レ・ファニュはイギリス怪奇小説の祖である。ひとたび怪奇を語り、恐怖を描くときのその筆さばきは、まさに神技と呼ぶほかはない。本書には数多いレ・ファニュの作品のなかから、レズビアニズムの漂う表題作をはじめ、夜ごと窓辺に現れる白い手を描いた「白い手の怪」、旧家の遺言争いをめぐる動物怪奇譚「大地主トビーの遺言」など、作者の真価を伝える傑作全七編を収録した。
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何故か冬になると読みたくなる1冊。サガフロの妖魔、特に吸血妖魔(つーかアセルス編か)が好きだと言う人向けの内容カモ。ノリが。