海と炎の娘 (イルスの竪琴2) (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488520168

感想・レビュー・書評

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  • 海と炎の娘「たち」じゃないの?と思うようなガールズRPGが続き、最後3分の1は主役娘が頑張る。そして、それまでの雰囲気を見事に破壊するラスト。3冊目は恋愛小説になるらしい。
    若干説明不足なのと、登場人物が多いのが原因だと思うが、誰のことなのかわからない代名詞が何箇所かあり。

  •  第1部は前半けっこう退屈に感じたのだけど(ファンの方ごめんなさい……)、後半じわじわ面白くなってきて、第二部はすごく面白くて、のめりこんで読みました。第一部では登場しなかったヒロイン・レーデルルが、ものすごく魅力的で。
     ハイファンタジーによくある一番とっつきにくいところ、「大量の固有名詞が次々に出てきて頭がこんがらがる」という洗礼は、思い切り浴びました。昔はなんとか覚えようとしながら読んでいたけれど、このごろ、覚えきれなくてもそのままなんとなくノリで読むようになってきたような……。
     蘇ってきた死せる王たちと対決する美女レーデルルのシーンにはとても胸がさわぎました。

  • 2巻はアンの王女レーデルルと、1巻でも登場したヘルンのライラ、モルゴンの妹トリスタンの三人娘の道中が語られる。三者三様の意思を秘めて、しかし半ば行き当たりばったりに進む旅路はある意味痛快。女の子が元気なのは良いことです。
    そして後半、“モルゴンとレーデルルと二人の生きた世界”の物語だったことを思い出す。二人がたどり着く先に見える景色を追って、三巻に進む。

  • さて、レーデルルのターンです。うーん、魅力的な女性です。1巻にも出てきたヘルンのライラ、モルゴンの妹トリスタンと、女性陣ががんばったり打ちのめされたりしています。

    モルゴンとデスの対決は、つらいシーンだし、後から考えても切ない。
    そして<偉大なる者><大地のあるじたち><星を帯し者><竪琴弾き>の関係はより複雑になって混乱してくる。

    モルゴンやレーデルルの混乱を共有されられてるんだよね、これ…

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