皇女アルスルと角の王 (創元推理文庫 Fす 1-4)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 232
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488529079

作品紹介・あらすじ

特別な才能もなく人づきあいも苦手な皇帝の末娘アルスルは、いつも皆にがっかりされていた。ある日舞踏会に出席していた彼女の目前で、父が暗殺された。アルスルは皇帝殺しの容疑で捕まり、無実の訴えも空しく帝都の裁判で死刑を宣告される。一族の所領である城郭都市に護送されたアルスルを待っていたのは、鍵の城の城主リサシーブ……。
優れた能力をもつ獣、人外が跋扈する世界を舞台に、変わり者の少女の活躍を描くファンタジイ。

感想・レビュー・書評

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  •  ファンタジーというよりもSF寄りの話だなぁと思いながら読んでました。
     日本作家ではあまり見かけないタイプの作家さんだなぁと。

     父親殺しの冤罪をかけられたアルスルがどうなるのかと思いながら読んでいながら、あれよあれよと別な物語になった気もしましたが(-"-;A ...アセアセ

  • 人間の背丈よりも大きいイヌやネコが出てくる。特に犬種が種族や特徴を表すのに使われている。犬種に詳しいなら姿をぱっと想像できただろうが、私は猫には詳しいが犬はあまりでできなかった。無念。
    人外と人間が結ぶ絆や異種同士が協力して生活している世界観が好きなら多分好みのファンタジー。
    タイトルでおやと思ってはいたが予想通り人物の名前にいくつもアーサー王伝説の名前が使われていて、知っているとその名前をこの立場の人に使うのか〜と感心できるかもしれない。あとイギリスの妖精も頻出する。アルスルと周囲の関係にほっこりしたり、名前の元ネタを思い出してクスッとしたり、久々の一気読みをした。読んでいて楽しかった。

  • 面白かった!皆さんが言っている通り誰か誰だか分からなくなったけど名前一覧があったのでそれを見返しながら読み進めた。欲を言えばキャラ全部の絵が欲しい...
    独特な世界観の話でファンタジーとしてとても良かった

  • こういうSFはきっと最後綺麗に終わるはず、タイトルに関係するはず、と思ったけど、最後までどう着地するかわからず一気に読んじゃったな。
    この先の冒険譚あったら読みたいなー。

  • この人の文章が好き。

  • 裏面のあらすじを確認して、あー今流行の「お姫様ですが役立たずだと追い出されたら、獣の王に溺愛されました」みたいな話?と思ったら、全然違って

    役立たずだと思われてたヒロインが頑張ってるのは好ましいけど(ラスボスとの決戦が案外簡単に終わったが)

    キーワードが処女、生理、排卵日、童貞の脳、淫婦の子宮とか、生々しくて、ちょっと苦手

    後、設定と登場人物が多いので、整理出来る迄混乱した。

  • あまり見ない設定が多くて新鮮でした。主人公も猫も可愛いしかっこいいです。

  • めちゃくちゃ独特の世界観。世界に入り込むのに時間がかかる。だけど、一気読みできるくらい面白かった。
    ネコチャン可愛いね。

  • 本編は、鍵の騎士団の創始者にして、のちに第五系人帝国の女帝に選ばれた、アルスル=カリバーン=ブラックケルビイが西域の走訃王を倒すまでを描いたファンタジー小説である。

    アルスルは人外類似スコアをもち、人になじめず父帝にがっかりばかりさせている。おしゃれは得意で無く、人との付き合いは苦手。

    アルスルは父帝殺しの嫌疑をかけられ、イオアキム城の法廷で死刑の判決をうけ、部族の城郭都市ダーウィーズで白豹リサシーブの裁きをうけることととなる。

    しかし、アルスルはけなげに生きる。けなげにいきる彼女には彼女を助ける仲間を呼び寄せる。

    アルスルの世界は広い。第五合衆大陸には六地域があり六体の人外王がいる。走訃王をたおしてもあと五体五災。大陸は第一から第七まであるようだし、七百年前まで第五系人を支配していた七帝帝国がなぜ衰退したかもわからない。謎を沢山のこしたままの物語で、新たな物語が語られるのを望むばかりである。

  • 独特の世界観ができあがっていて、入り込むのに時間がかかった。なんと言っても名前が覚えられない。

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