おっかなの晩 (日本橋船宿あやかし話) (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
4.00
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 20
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488546038

作品紹介・あらすじ

江戸は中期。浅草川に浮かぶ島、日本橋の箱崎。ここは海水と淡水が入りまじり、先にある中州で水の流れが三つに分かれるので、別名『別れの淵』ともいう。川辺の小さな船宿を切り盛りする女将は、情に厚く面倒見の良いお涼だ。彼女の人柄からか、はたまた色々なモノが流れ集まる土地柄なのか、若狭屋にはちょっとさみしい魂がふらりとやって来る。それは人間もあやかしも隔てなく――。狐憑きと呼ばれる花魁や川に消えた子供、息子を捜す山姥……。あちらとこちらの世界をつなぐ不思議な船宿で女将が出会う、愛おしくてあたたかい、八つのあやかし話。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 身投げした中村仲蔵をなだめた船頭がお涼の親父…とは絶妙に出来すぎだけど、そこはご愛嬌。お涼の親孝行に善光寺講やら能《山姥》やらが絡む、「鰐口とどんぐり」も良かったな。

全1件中 1 - 1件を表示

折口真喜子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×