- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488607081
感想・レビュー・書評
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SFものはあまり読まないのですが、ウェルズの作品は表現がリアルで、内容も突飛しすぎていないため、「現実を綴った作品なのでは、」と思わせてくれる。読みながら頭の中で、映画のように映像が流れてゆくのは、彼の表現力が故であると思う。
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面白い… 読んでいなかった事を後悔するぐらい面白かった。
まず、驚くのは100年以上前に書かれてとは思えないような先進性が目に付く
技術の発展を予告するかのように戦闘機械や毒ガス、飛行機械などが登場し、未知との遭遇によりパニックに陥り、逃げまくる人々、喚く人々など本当にあり得そうな内容が面白い。
読んでいると頭の何処かで聞いたことがあるような事が書かれているのは、この作品を原点としている為なのだろうと思う。それを思うとこの作品の凄さを改めて感じた。
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実はこの作品と一緒に横山信義の『宇宙戦争19○○』シリーズを図書館で借りているのだけど、これを読んだ直後だとより面白いんだろうな… -
意外とグロい!小さいお子さんだとちょっと怖がってしまうかもしれませんが、面白かったです。
1898年に発表された本ということで、その時代にこれを書けるHGウェルズはやっぱりすごすぎる!
50年以上先の未来を見据えていたんじゃないかなと思わせられます。
1900年代に入り、さまざまな宇宙人ものの作品が作られていきますが、この作品が後世のSF作品に多大な影響を与えたんだろうなと思いました。 -
ァーいいね
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小学生の時に、おそらく児童向けにリライトされたものを、読んだ記憶あり。30年以上振りの再読で、大筋は覚えていたものの、覚えのないシーンも多数あり、しかしそれが、本当に覚えてなかったのか、初読が児童向け故に割愛されたものなのか、真相は闇の中だ。
改めて読んで、本作が19世紀末に書かれた20世紀初頭が舞台の近未来SF災害小説だったことを知った。そして、発表から20年も経たない内に、毒ガスや航空機が兵器として実用化されたことを思うと、ウェルズの先見性には驚くばかりである。