妖魔と二剣士 <ファファード&グレイ・マウザー4> (創元推理文庫)
- 東京創元社 (2005年4月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488625115
感想・レビュー・書評
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ほぼ山岳小説の様を呈する「星々の船」、二人の盗賊の
アイディアの素を作ったフィッシャーの手による一万語を
含むためか、このシリーズには珍しくあからさまに邪悪な
雰囲気を放つ悪漢が三人も登場する「クォーモールの王族」
そして男性としては納得出来るが納得したくない、何とも
むずむずする短編「ランクマー最高の二人の盗賊」と異色の
作品が並んだ第4巻。猫好きにも楽しめる一冊だった。
いよいよ最終巻、このシリーズ唯一の長編に進みます。 -
おなじみ二人組のファンタジー。
短編のほうはちょっとゲンナリンテイスト。
中編はシリアスとシリアス+ギャグでしょうか。
どちらかというと中篇作品のほうが
なかなか内容が詰まっていてお勧めです。
片方の作品では
空想のモンスターが出てきたりと
ファンタジーの定番の作品です。
彼らが得たものも
ある意味すばらしいものです。
ですが…
もうひとつの作品は
ちょっと特殊です。
それゆえに普通に展開が進むわけが
ないのです。
もっと読みたいけれども
次で最後。 -
2007年3月10日購入
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感涙の第4弾!
20年ぶりの彼らの活躍に目頭が熱くなる。あぁ血が飛散り、骨が砕け、濃厚な黒魔術に大気が満たされる。そしてエキゾチックなエロチシズム。
技巧を凝らした小味な中篇が目白押し。
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待ってました!!
十何年ぶりぐらいにこのシリーズを呼んだわけですが、シリーズ最高傑作かも。昔このシリーズを読んでいた人は必読。