- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488629069
感想・レビュー・書評
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多分作者初期の短編集
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未来の行き着く先をSF的なアイデアで
叙情込めて空想的に描く短編集
中でも表題作がラピュタとか『ICO』の古城のような
ファンタジーの舞台描写として魅力的 -
ひとりバラード祭り第2弾
初期の作品は、どこまでも続く大都市や時間を計測することを禁じられた街といった異様な状況が設定され、普通のSF短編にもありがちな話になるはずなのですが、バラードはやっぱり違う。精神が壊れていく姿も科学的に観察されている感じ。
クールなのです。
面白い! -
ラストの『時間の庭』を読み終わった後に残る余韻が、染々と切なく、美しい。
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短編集。
表題作『時間都市』のラストシーンは流石の一言。また、『時間の庭』はリラダンを彷彿とさせる破滅美を醸し出している。 -
SF短編集。
時計のなくなった世界とか、花が歌う世界とか、詩人が自分で詩を書かなくなった世界とか。
長い期間かけて読んだせいなのか、
1つ1つの話が設定の割に短いからなのか、
微妙に入り込めなかった。
あの話はデスノートの元ネタ?なのかな? -
遠未来。時計のなくなった都市、いつからかそこにある壁、詩を自分で作らなくなった詩人たちへのミューズの訪れ、精神病院がなくなってからの狂気の世界、歌う花たち。最後の短編「時間の庭」が美しい。
レイ・ブラッドベリから少し詩の要素を抜き、フィリップ・K・ディックを少し上品にしたような短編集。世界観がものすごくいい。
「最後の秒読み」は、これはデスノートのある意味原作では。と思いました。 -
なるほど、神林長平が推薦するのも頷ける。普段のバラードの意味不明オチの物よりわりかし普通に思えるSFが半分ぐらい入ってる
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2010/2/13購入
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ざっくり読める短篇集。
確かに面白く無い話もあるが…。
表題作『時間都市』やデスノート元ネタ『最後の数秒』なんかは面白いと思います