ギルガードの狼 下 (創元推理文庫 690-22 ダーコーヴァ年代記)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488690229

作品紹介・あらすじ

アストゥリアス王国の危機に、放浪生活から呼び戻されたバード。人々は彼を英雄と讃え、"キルガードの狼"と呼んだ。折しもハスター家は百王国を統一せんと動き始めていた。この脅威を前に、バードと実父ラファエルは、ダーコーヴァを手中に収めるべく画策し始める。そしてを提唱するヴァージルの来訪。果たしてバードは百王国の覇者となるか?

感想・レビュー・書評

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  • 認められること、愛されることを求めつつも愛を知らなかった男が、愛を得ることによって生まれ変わる話、とでも言えばいいのか。
    上巻からいちおう彼のそういった部分は見えていなくはないのですが、ちょっと激変しすぎな印象は否めないかも。
    良くも悪くも「そういやダーコーヴァ年代記ってこんなだったよなあ」という感想。

  • 2006年12月31日読了。ダーコーヴァ年代記。最後まで読むと癒しの物語なんだと気づく。主人公のバードが上巻を読んだ時点ではただの「嫌なやつ」だったのが、下巻になると彼が強さや傲慢さが、劣等感や弱さの裏返しだった事がわかり、妙に感情移入してしまいました。そしてダーコーヴァの歴史上非常に重要な人物であるヴァージルがいかにして「盟約」を成し遂げていったかがわかります。これを読んでしまうと、邦訳されていないヴァージル主役のお話が読みたくて読みたくて仕方ない・・・

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