- Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488698171
作品紹介・あらすじ
ヴォル一族の相続問題に巻き込まれ、マイルズ自身に火の粉が。マイルズは苦境を乗り切り愛する人と結婚できるのか? 後日譚「冬の市の贈り物」も収録。ファン必読の一冊。
感想・レビュー・書評
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色々詰め込みすぎ
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マイルズがついに婚約に成功。ストーリーを一言で言えばそうなるけれど、貴族間の政治的対立問題の解消やら、各人の恋愛話やらかなり楽しい話になってたかな。
しかし、イワンの母でごく普通のレディ、アリス叔母さんがスパイマスターだったとは思わなかった。やられたなぁ -
マイルズ・ヴォルコシガンの婚活大作戦(続き)。
上巻でも書いたけれど、恋愛沙汰混ぜるのは無しのほうが良いのでは... -
人気シリーズ最新刊、といっても書かれたのは1999年なので最近の作品というわけでもありません。
登場人物がやたら多くて、少し油断すると誰のことだかわからなくなりますし、会話部分より情景心理描写に重点が置かれていて活字量が多く(良いことか悪いことかは別にして)読み応え十分です。
今回はアクションシーンは少なく、どちらかというとスラップスティックコメディ色が濃いですが、最終的に『名誉』に関するビジョルド節が炸裂するのはお約束(笑)
とはいえ、マイルズのお母さんが一番物分りが良い人だった、ってことはわかりました。 -
このシリーズ、どこが私の好みなのか、わかった。
ごちゃごちゃ、ややこしく進退きわまったところに、思わぬ解決策で何もかもすっきり。そう、私の好きなペリー・メイスンシリーズと同じパターンじゃないですか。
マイルズの活躍は少ないけど、お母さんとグレゴール帝の活躍、恐るべし。
それから、後日談的な短編「冬の市の贈り物」が幸せな一品でした。
気になっていたタウラがおしゃれに変身。いや、こうなるだろうという筋、そのままでひねりはないんだけど、それが本当にうれしかった。 -
ソープオペラみたいな展開がいたたまれなくなった上巻の続き。
そもそも「誰にも内緒だぞ」とあちこちに触れて回っていたら、そのうち本人の耳に入ってしまうと思わないのか。君は機密保安庁で何を学んでいたのだ?
そんなわけで、同時収録されていた後日譚「冬の市の贈り物」を先に読んでほぼネタバレしてから読了。
ホームコメディだけではなく、複数の名家の相続争いとか、マークの新事業を巡るトラブルとか、あいかわらず矢継ぎ早に起こる問題が最後は急転直下で大団円。グレゴール帝ばんざい。 -
エカテリンが状況で急かされちゃったのがかわいそうだけど、マイルズは「選ばれた」側でありつつ、尻に敷かれていけばいいと思います。相変わらずイワンはいい目を見ない… (笑)
マイルズとニッキの会話がとても好き。コマールの時もそうだったけど、マイルズは子供に分かる言葉で子供に説明するのがうまい(もちろん言えないこともあるけれど)。ところでマイルズは気にしなそうだけど、ヴォルコシガン家はニッキが後継者になるのかしら。ジャンプパイロットになりたいんだよね?