銀河英雄伝説外伝〈2〉ユリアンのイゼルローン日記 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-12)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488725129

感想・レビュー・書評

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  • 外伝の2も面白かったんだけど、ユリアンの日記というかたちがちょっと読みづらかったかな〜と

    まぁ、おまけ的なお楽しみで外伝としては正しいお遊びなのかもしれんけどね

    ところで、第169回直木賞が決まりましたね(またぜんぜん関係ない話始まった)
    受賞作は垣根涼介さん『極楽征夷大将軍』、永井紗耶子さん『木挽町のあだ討ち』ということで、前回に引き続き2作同時受賞ということです

    今回は発表前に候補作を読んで予想するなんていういっぱしの読者人を気取ってみましたが、なかなか楽しかったです
    まぁ予想としては
    ・『木挽町のあだ討ち』を予想
    ・何回か跳ね返されての受賞に言及→垣根涼介さん
    ・『骨灰』は絶対ない
    などなかなかのもんだったのではないでしょうか…と言いたいところですが、まぁ世間でも圧倒的に『木挽町のあだ討ち』を推す声が多かったようですので特別偉ぶることでもないですねw

    それと今年の選考委員ですが浅田次郎・伊集院静・角田光代・京極夏彦(新任)・桐野夏生・髙村薫・林真理子・三浦しをん・宮部みゆき(五十音順、敬称略)となっておりまして、さすが直木賞錚々たるメンバーです

    つい最近京極夏彦さんを初読したこともあって選考委員縛りみたいなんも面白そうだなぁ〜なんて思ったりしました
    ちなみにワタクシ伊集院静さん、桐野夏生さん、高村薫さん、林真理子さん未読、京極夏彦さん、角田光代さんはまだ一冊だけとなっております
    うわ!ぜんぜんダメじゃんw

    • おびのりさん
      朝井かまて 「恋歌」良いです。
      「燃えよ剣」で 新撰組がむしろ嫌い気味。
      熊本のパンフレットで、「恋する西南戦争」ってのがあって、笑った。み...
      朝井かまて 「恋歌」良いです。
      「燃えよ剣」で 新撰組がむしろ嫌い気味。
      熊本のパンフレットで、「恋する西南戦争」ってのがあって、笑った。みんな美少年化してた。
      2023/07/24
    • みんみんさん
      西郷どんも美少年か!
      漫画「一の食卓」の斎藤一はめちゃくちゃカッコ良いです(●︎´艸`)ムフフ
      西郷どんも美少年か!
      漫画「一の食卓」の斎藤一はめちゃくちゃカッコ良いです(●︎´艸`)ムフフ
      2023/07/24
    • ひまわりめろんさん
      なんで直木賞の話が美少年の話になんねん!と思ったけど元はと言えば銀英伝の話だから当然の帰結と言えなくもない
      なんで直木賞の話が美少年の話になんねん!と思ったけど元はと言えば銀英伝の話だから当然の帰結と言えなくもない
      2023/07/24
  • 正伝を先に読んでいるだけに「わたしが守ってさしあげます」というユリアンの無邪気な言葉に泣けた。銀英伝の名作たる、あるいは大河小説たるゆえんの一つに、さまざまな物語の要素が含まれているということだろう。誰かに注目することによって、思いもかけないストーリーの側面が浮かび上がる。たとえば、ユリアンの成長記としても十分な読みごたえがある。だからこそ外伝が書かれるのであり、それがまた魅力的でもあるのだけれど。

  • 二人の撃墜王がいて、魔術師がいて、優しい赤毛の彼がいる。
    ユリアン少年の日記形式で綴る、銀河英雄伝説の一つの時代。

  • あー、面白かった。銀英伝はやっぱり面白い!
    本伝が終わったらあまりの喪失感にドッと疲れてしまって、外伝まで読む余力がなかったのだが、改めて読むと、外伝が本伝の内容をよく補足していて、読んでいてたくさんの発見がある。ユリアンの目線で描かれているので、同盟軍のお兄さんたちの絡みが多く、カスパー・リンツに似顔絵を見せてもらったり、イワン・コーネフに「ミンツくん」って呼ばれて可愛がられてたりして、同盟軍の仲の良さが微笑ましい。
    そしてもちろん、ヤン・ウェンリーを尊敬しまくっているのが全ての文から伝わってくる。しかし、これだけ偉大で尊敬する師父をもったら、「超える」ことなんて考えられないだろうなぁ…ヤンの考えを忠実になぞろうとしたユリアンを思い出し、そりゃそうだ…と妙に納得してしまった。

    そして、解説を担当した円城塔さんも日記形式で書いていて、中々に銀英伝愛が爆発している人なんだと分かって、解説まで非常に楽しかった。

  • 銀英伝外伝2巻は、徹底的に自由惑星同盟寄りの話。恐らく銀英伝で一番笑ったかもしれない。ポプラン少佐など中心に軽妙なやり取りは本編でもあったが、ここまで出てくることは無かった。また、ユリアンの考え方も本編より細かく出ており、これぞ外伝という印象を受けた

  • 再読。革命あたり。解説が日記(笑)。

  • 外伝第2巻は、1巻よりもするするっと読めたし、何よりも予想外に面白かった。日常のあれこれは、やっぱり帝国よりも同盟のほうが断然面白い。ユニークで個性的なメンバーが揃っている。ポプランとコーネフのかけあいも楽しい。
    主要メンバーがまだ欠けていない、比較的平和な頃の日記なので楽しく読める、というのもあるかもしれないけれど、願わくはもうちょっと違う場面でもユリアンの日記を読んでみたい、と思った。

  • 艦隊戦がない珍しい巻。帝国軍はほぼ出て来ないが、キルヒアイスが登場する。ヤン艦隊の日常が描かれる。どこかほのぼのとしている。ユリアンのヤンへの敬慕がすごい。14歳とは思えぬ利発さも備えている。この本は、ヤンの言行録であり、論語のようなものですかねえ。正伝を読んでからのほうが楽しめる。

  • 小説がそのまま映像で再現できる。
    面白い。

  • ユリアン視点でのイゼルローンの生活。個性的な面々のひと時の平和な生活が楽しい。
    そして、本伝では無情にも死んでいく。
    なんで殺しあわなければならないんだろうなぁ。
    永遠の平和を願わずにはいられない。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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