銀河英雄伝説外伝5 黄金の翼 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-15)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488725150

作品紹介・あらすじ

腐敗した貴族制度を一掃し、最愛の姉を皇帝から取り戻す-ラインハルトとその親友キルヒアイスは、銀河帝国の現王朝打倒を誓い合った。二人に課される試練の日日を綴る「黄金の翼」他、自由惑星同盟の"古き良き時代"を飾った英雄たちの活躍を描く「ダゴン星域会戦記」など、多彩な魅力に溢れる五短篇を収める。著者が創作の舞台裏を明かす、貴重なロングインタビューを併録。

感想・レビュー・書評

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  • ほい『銀河英雄伝説』完読です

    終わった〜ってのがまず第一ですw
    4月に読み始めたので、約4ヶ月かかったわけですね(間にたくさん挟んでますが)

    こちらには田中芳樹さんの『銀英伝』に関するロングインタビューが載っていて、大変面白かったですね
    自分がこういうことなんかな?と思っていたことが的を得ていて「流石やな」と思う一方で、あれどっかで読んだの忘れて自分の意見として採用しちゃってるだけかな?と思ったりもして、己の記憶力のなさがただ恨めしいという結果に

    それにしても田中芳樹さんすげー!ってことだけは間違いないわけです
    そして以前のレビューの繰り返しになりますが、読んで良かった
    このすげー作品を読んでよかったなーと

    自分が乗り遅れた人気作品や友人が強烈に薦める作品を遠ざけるという天邪鬼な性格を少しづつ矯正してくれたブクログと本友さんたちに感謝が尽きません

    ありがとう!

    ありがとう!カルロス!

    • kuma0504さん
      テレ・カクーシー思わず検索した。
      何故に1945-1984?若死に?
      テレ・カクーシー思わず検索した。
      何故に1945-1984?若死に?
      2023/08/18
    • ひまわりめろんさん
      神ならざる自分に何故と聞かれても困ります

      ただ若くして照れ死にされたのは間違いないようです
      少くともあと10年生きていれば歴史に名を残す照...
      神ならざる自分に何故と聞かれても困ります

      ただ若くして照れ死にされたのは間違いないようです
      少くともあと10年生きていれば歴史に名を残す照れ屋さんになっていたと思います

      よど号に偶然乗り合わせ赤軍派に日本刀を突きつけられて照れたとか、ロッキード事件の証言台に立って照れたとか、生涯ロングスカートしか履かなかったとかの逸話があります
      2023/08/18
    • 1Q84O1さん
      恐るべしテレ・カクーシーw
      恐るべしテレ・カクーシーw
      2023/08/18
  • ついに田中芳樹先生の壮大なスペースオペラ
      『銀河英雄伝説』
    を外伝5冊も含め、読み終えてしまった。

    面白かったな。
    もう一度、最初からまた読みたくなるな~。

    この『銀英伝』を読み始めたきっかけは、あのSF小説の傑作『三体Ⅱ』の中で登場人物が、ヤン・ウェンリー提督の言葉を引用していたからなんだよね。
    『三体』を読まなかったら、この素晴らしい『銀英伝』も読まなかっただろうな。

    いや~。読書って、こうやってどんどん世界が膨らんでいくのが楽しいよね。
    ホントにありがとうございました。

    そして、またいつかこの『銀河英雄伝説』を最初から読む日がくるときまでこの気持ちは大切にとっておこうと思う。

  • 遂に外伝も最終巻を読み終えた。
    本作はこれまでの外伝と異なり、一遍一遍が完全に独立していること、正伝前の話ばかりなのでまさに外伝という装いだった。
    正直、本編だけだと3つ星だが、最後の田中さんのインタビューが面白いので星1つプラス。正伝を読み返したくなる誘惑に駆られた。

  •  外伝5巻。銀河英雄伝説外伝の最終巻。
    これをもって、銀河英雄伝説の本ともお別れー。

     若い頃のラインハルトとキルヒアイスの物語が読める。
    特に正伝では退場があまりにも早すぎたし、ラインハルトがずっと思うことでその存在感は常にあったキルヒアイスが、物語の中でちゃんと生きていることが何よりも嬉しい。

     この5巻は特に、生きているキルヒアイスの姿を楽しめること、そして『銀河英雄伝説』のつくりかた、がやはり面白い。どうしてここで死ぬんだ?!という退場の仕方をさせる、皆殺しと言われる作者が、そのキャラクターらしい、ふさわしい最期に拘る様とか、興味深かった。
    確かに、なんでここで退場させるんだと思うことは多いけど、どうしてこんな死に方するんだ、っていう不満は退場の時期に比べると少ない気がする(アルスラーン戦記も思い浮かべてます)。

     久々にシリーズものを熱い思いで読んでいたので、楽しかったけれど少々疲れた。次はもうちょっと肩の力を抜いて、すらすらと読める本でも読みたい。

  • はつらつとしたラインハルトとキルヒアイス。締めくくりとして満足。

  • アニメから入った人間だから申し訳ないが、ほんとOVAは小説をうまく映像化していると思う。

    インタビューが面白い。

  • 若干推理小説ぽい感じですな。それはそれとして、小説の部分もいいけど、作者による解説がいい。
    思いのほか、ビッテンフェルトを気に入っていて、へぇーと思ってしまった。
    ビッテンフェルトのスピンオフの話も読みたくなった。

  • インタビューでビッテンフェルトが押され続けて笑った。
    まさかそんなに好きなキャラクターだったとは。

    ラインハルトが目立ちすぎているとはいえ、キルヒアイスに嫌がらせがないのが不思議だったが、それだけラインハルトが走るトラブルメーカーだったのだろう。
    もし、キルヒアイスが生きていたら…とますます考えてしまうほど、彼の存在の大きさが分かる巻だった。

  • 銀河の歴史をまた1ページ読みすすめ。

    外伝だけあって、色々な短編が入っている。キルヒアイス好きは読むべし。キルヒアイス大盤振る舞いです。しかし一番ほおっと思ったのは、ロングインタビューですが。ビッテン(笑)古き良き時代を描いた「ダゴン星域会戦記」も結構面白かった。昔から自由惑星同盟の連中は(笑)という感じ。

    ロングインタビューの最後で、田中芳樹さんが、もっと古典を読んでほしい、何百年も何千年も読み継がれてきた作品にはそれだけの面白さがあるから、みたいなことをおっしゃっていて、自分もよくそれを言うけれど、ここから来たんだっけ、それともたまたま同じことを言っているのだろうか、と逡巡。とにかく古典から新しい作品が生まれる、そう思う。いつか、この『銀河英雄伝説』を読んだ人が、新しい伝説を生みだすだろう。

  • 5作の短編集。帝国と同盟の最初の戦闘の物語『ダゴン星域会戦記』、帝国軍幼年学校を卒業したばかりで15歳だったラインハルトとキルヒアイスが赴任先の惑星で味方の陰謀から生還した物語『白銀の谷』、自由惑星連合のイゼルローン要塞への第五次遠征隊の裏で起こった物語『黄金の翼』、
    連合側には25歳のヤン少佐がおり、イゼルローンには16歳のラインハルト・フォン・ミューゼル少佐とキルヒアイス中尉が着任している。17歳のラインハルト・フォン・ミューゼル大佐がキルヒアイスを伴って軍の幼年学校で起きた殺人事件の捜査をする物語『朝の夢、夜の歌』、もうすぐ大佐になるキルヒアイスが休暇中の惑星で巻き込まれた麻薬捜査の物語『汚名』。主にラインハルトとキルヒアイスの『銀英伝』以前の物語で、二人が如何に手を取り合って困難を乗り越えていったかが描かれている。キルヒアイスを失ったラインハルトがどうであったかについて、これを読む前は想像力が足りていなかったことを痛感させられるエピソードであった。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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