6600万年の革命 (創元SF文庫)

制作 : 渡邊 利道 
  • 東京創元社
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本棚登録 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488746063

作品紹介・あらすじ

地球を出発してから6500万年。恒星船〈エリオフォラ〉はもはや故郷の存続も定かではないまま、銀河系にワームホールゲート網を構築する任務を続けていた。乗組員サンデイは任務に忠実だったが、あるきっかけで極秘の叛乱計画に加わることを決意する。それは数千年に一度だけしか冷凍睡眠から目覚めない彼女たちと、船の全機能を制御するAIの、百万年にも及ぶ攻防だった。星雲賞受賞『ブラインドサイト』の著者が放つ傑作ハードSF。

感想・レビュー・書評

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  • グレッグ・イーガンやスティーヴン・バクスター張りのスケールの大きなお話です。ある意味閉じ込めらている世界で、気も遠くなるような長い時間を過ごすということがどういうことなのか...やっぱりノーマルな人間では耐えきれないでしょうね。そして当然船は人間が管理するわけにはいかないと。それでも、なぜなんでしょうか。そんな船に乗って宇宙を旅している皆さんがうらやましい。しかし、船を管理しているAIと主人公の関係はどうなんでしょうか。主人公は、AIの考えていることを(友達の心の奥底を除くように)想像するんです。なんだかんだ言いながら信頼している?ようにも感じるんです。でも、遥か過去の誰かの作り上げた機械なんですよね。理屈は横に置いておいて、遥か未来の宇宙の果てでの「壮大な試み」に思いを馳せましょう。

  • 2021年1月創元SF文庫刊。6600万年という期間は凄いが、ダラダラ進む物語に付き合うのは正直つらかった。それなりにSF的な設定は用意されているが、展開には関係ないものが多く、これもまた疲れます。巻末の短編ヒッチハイカーには到達したものの、あまり楽しめませんでした。

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