チェロキー・バット (創元コンテンポラリ フ 1-3 ウィーツィ・バット・ブックス 3)
- 東京創元社 (2002年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488802059
感想・レビュー・書評
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【本の内容】
<1>
ハリウッドの街に住むおしゃれな少女、ウィーツィ・バット。
ハイスクールでいちばんカッコいい男の子、ダークとつきあい始めるも、彼は自分がゲイだと告白する。
そんなのかまわないよ、じゃ、いっしょにオトコをゲットしにいこう、とウィーツィ。
かくしてふたりの“理想の恋人”さがしが始まるが、どいつもこいつもろくでなしばかり。
ある日、ウィーツィはひょんなことから“ランプの精”と出会い、願いを三つだけかなえてもらえることに!
初めはティーンのあいだで、やがておとなも巻きこんで全米で大反響を呼んだヤングアダルト小説の定番シリーズ“ウィーツィ・バットブックス”第一弾。
<2>
ウィーツィたちのコテッジは個性豊かな“家族ってことになってるみんな”でいっぱい。
そこにまたひとり、玄関に置き去りにされた赤ん坊が加わった。
まさか魔女の子だったとは!驚きはしたが、大家族は温かく迎えいれた。
でも紫の目をしたちょっぴりワイルドな魔女“ウィッチ・ベイビ”はみんなに馴染めない。
目に映るものは新聞のなかの恐ろしい記事ばかり。
あたしの居場所はどこ?ほんとのママはだれ?
ウィッチ・ベイビはとうとう家を飛びだした。
コウモリ形のバックパックにお菓子を詰めて、カウボーイブーツのローラースケートを履いて…。
魔女の子の、自分さがしの旅が始まる、シリーズ第二弾。
<3>
ウィーツィの娘、チェロキーは高校生になり、ロックバンドを結成した。
恋人のラファエルがヴォーカル&ギター、姉妹同然に育った魔女の子ウィッチ・ベイビがドラム、メキシコから舞い戻ってきたエンジェル・フアンがベース。
親たちが映画の撮影で南米に滞在中、LAのナイトクラブで“ゴート・ガイズ”の初のライヴが決まる。
観客を魅了するにはどうすればいい?
悩んだチェロキーは賢い友人コヨーテから、インディアンのスピリットを借りて、メンバーそれぞれに不思議な力を与えるプレゼントをしようと思いつく。
子どもから大人へ―ティーンエイジ・スピリットの炸裂する第三弾。
<4>
魔女の子ウィッチ・ベイビの恋のお相手は、天使という名の男の子、エンジェル・フアン。
「もっと世界をよく知りたい」そう言って旅立っていった彼を、ウィッチ・ベイビは追いかけずにはいられなかった。
行き先はニューヨーク。
大都会のまんなかで途方に暮れる魔女の子に、強い味方が現れる。
じつはそれ、おじいちゃんってことになってるチャーリーの「幽霊」なんだけど!
一緒にみつけた手がかりは、木の上の空っぽな家、通りに落ちていた絵はがき、食堂に立つ天使のマネキン―。
エンジェル・フアンの身にいったい何が?
スリリングな冒険と恋のゆくえに目が離せない、第4弾。
<5>
時はさかのぼって、モヒカン頭の少年ダークがウィーツィと出会うずっと前のこと。
物心ついたときから、ダークは男性に魅かれていた。自分は他人とちがっている。
そのことを育ての親である祖母フィフィに隠すのはいやだった。
でもうまく説明するだけの言葉はなかった。
恐れていることが本当だとしたら、大好きなフィフィの夢を砕くことになるから―。
自分の物語を語ること。
心のなかで死なせず、解き放つこと。その意味の大きさを、ダークはやがて理解する。
ある女の身の上話にはじまる、長いながい「物語」が救いの手をさしのべるときに。
フィナーレを飾る、忘れがたい第五弾。
[ 目次 ]
[ POP ]
主人公のウィーツィ・バット。ハイスクールに通う彼女には、愛する彼がいて、スタイリッシュな男友達がいる。
その男友達にも彼がいる。
女の子一人と三人の男の子の物語。
短い章ごとにシーンが切り替わっていくテンポのよさ。
「どうする?」「いっちゃえ、やっちゃえ」「OK!」といったかなり軽いタッチでお話が転回していくのは、まるで映画を観ているかのよう。
おしゃれなウィーツィが魅力的。
カッコいいもの好き。
仲良しの男友達はホモセクシャル。
「じゃあ、二人でいい男をゲットしに行きましょう!」。
赤ちゃんが欲しいのに恋人に断られると、男友達とその恋人と、三人で作ってしまう。
それを知り怒った彼が浮気をして他所にできた子どもも、一緒に育ててしまう。
あれもこれもありの中、登場人物たちの、若くて無鉄砲ながらも、それゆえのキラキラした感じが溢れている夢物語だ。
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えーと、キュートでクールでポップでキッチェ。
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ウィーツィー達が出かけている間に起こるお話。みんな高校生位に成長して親達から自立していくテーマをバンドをからめて描かれている。この作品あたりから表現が更に詩的で幻想的になってきたような気がする。いろんな獣の力を借りたりコヨーテに助けを求めたり。この作品でみんな少し大人になった。
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weetzie bat booksの3巻目o
チェロキー・バットの話とゆうかバンドの話o