すぐわかる確率・統計

著者 :
  • 東京図書
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本棚登録 : 71
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784489006203

作品紹介・あらすじ

本書は、確率とそれを基にした統計の基本的な考え方を学ぶための入門書である。

感想・レビュー・書評

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  • 著者が表紙の裏側に 勉強を始めるのに遅すぎるということはない。とさりげなく述べておられます。この言葉に私は感動しました。そのような著者の思いは、難しい理論の解説を敢えて避けてでも数学の意味を伝えようと努力されていることがよくわかりました。
    穴埋め式の練習問題も工夫されていて、嫌でも鉛筆をもって計算して問題を解いて読み進むことになります。
    あまりに初等的にすぎて、鉛筆を投げ出したくなることさえありますが、著者が自分の鉛筆とノートで自分の頭で考えろ!と言って背中を押してくれているように思います。

    書物の価値は内容が初等的だからとか、計算的で理論の解説が荒っぽいとか、いろいろケチをつけるご意見があることは承知しておりますが、私は著者の熱い思いを感じとり、高く評価させて頂きます。すぐわかるシリーズは全部読むつもりです。

  • アクチュアリー数学試験対策として本書を購入しました。

    確立統計の参考書・問題集は三冊ほどやりましたが、これが一番わかりやすかったです。

    本書の構成は各章ごとに、基本原理の解説→例題→演習の流れ。
    事前に説いた例題とほぼ同形式の演習問題が穴埋め式になっていおり、流れがスムーズに理解できる。

    確立統計演習書は往々にしてわかりにくいものが多いですが、本書に関しては非常に理解しやすかったです。

    それなりに理解している人にはオススメできませんが、入門書として使いたいかたは是非。

  • 2008/5/24購入

  • フーリエ級数からはじまり、線形代数、微分方程式、確率・統計を加えると石村さんの本はこれで通算四冊目。
    本当に丁寧に書いてある。

    四冊目にして、というか大学四年目にして、書かれてあることは本当に基礎に過ぎないんだなってことがわかった。
    断っておくがこれは批判ではない。
    入学当初、高校で習う数学の知識を基礎として、線形代数や微分方程式を学び、高校の内容は基礎なんだと実感した。
    そして現在、統計を学びながら、敷居が高いと思っていた離散数学、線形台数、微分方程式が、実は足し算引き算並みの基礎に過ぎないことが分かった。上はどこまでも果てしない……(遠い目)

    応用は基礎あっての応用。
    ここまで基礎を分かりやすく、丁寧に書かれてある本は少ないと思うので石村さんに最大級の感謝を。

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