大江戸虫図鑑

著者 :
  • 東京堂出版
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本棚登録 : 25
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784490210804

作品紹介・あらすじ

江戸時代にもペットのように飼われた虫、害虫として駆除された虫、漢方薬の素材になった虫などがいました。虫のおかげで観光地になった場所もあります。
現代の子どもたちに大人気のカブトムシやクワガタは、江戸時代の子どもたちには人気があった気配がありません。当然、江戸時代にも虫はたくさんいましたが、現代人と虫との関係とはかなり違うようです。江戸時代の虫だけをフューチャーした書籍はほぼありませんので、歴史好きから虫好きまで、大人から子どもまでもが楽しめる1冊になっています。
本文は総ルビで、当時描かれた絵だけを多数掲載しました。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代に書かれた虫の絵を集めた本。見ているだけで楽しいのだが、内容の半ばが現代の科学的知識であり、もっと江戸時代の虫事情のようなものが詳しく書いてあれば、と思った。あと「想像上の虫」のようなけったいな絵があればなおよかったかと(笑)。

  • 江戸の人々によって書かれた虫に関する絵を紹介した本です。しかし、本文の大半を昆虫の説明が占めており江戸の文化史と言うよりは江戸の絵の付いた図鑑といった傾向が強く、やや面白みに欠ける本でした

    【こんな人におすすめ】
    特になし

  • 着眼点が新鮮だったので興味深く読んだが、後書きに絶句した。
    著者は日本史学者らしく、虫や植物の専門家ではない。
    そのため言い訳のように、「終始インターネット情報のお世話に」「内容に不備があればご教示〜」と記してある。
    誤ったネット情報であれば無知な読者は確認しようがない。
    『図鑑』と銘打つくせに、これでは無責任なまとめブログと変わらないではないか。
    同人誌ではないのだから、専門家に協力を仰いで確認の上出版すべきではないか?

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著者プロフィール

1962年生まれ。日本史学者。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得退学。江戸文化を研究。著書に『血の日本思想史――穢れから生命力の象徴へ』(ちくま新書)、『日本語と道徳――本心・正直・誠実・智恵はいつ生まれたか』(筑摩選書)、『民話・笑話にみる正直者と知恵者』(研成社)、『子どもたちは象をどう量ったのか?』(柏書房)、『親子で楽しむこども和算塾』(明治書院)、『江戸のくずし字学習図鑑』(東洋書店)、『江戸ちえ』(中経出版)、『江戸時代の科学者』(全4巻、汐文社)など。

「2022年 『「新しさ」の日本思想史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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