- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784490210804
作品紹介・あらすじ
江戸時代にもペットのように飼われた虫、害虫として駆除された虫、漢方薬の素材になった虫などがいました。虫のおかげで観光地になった場所もあります。
現代の子どもたちに大人気のカブトムシやクワガタは、江戸時代の子どもたちには人気があった気配がありません。当然、江戸時代にも虫はたくさんいましたが、現代人と虫との関係とはかなり違うようです。江戸時代の虫だけをフューチャーした書籍はほぼありませんので、歴史好きから虫好きまで、大人から子どもまでもが楽しめる1冊になっています。
本文は総ルビで、当時描かれた絵だけを多数掲載しました。
感想・レビュー・書評
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江戸時代に書かれた虫の絵を集めた本。見ているだけで楽しいのだが、内容の半ばが現代の科学的知識であり、もっと江戸時代の虫事情のようなものが詳しく書いてあれば、と思った。あと「想像上の虫」のようなけったいな絵があればなおよかったかと(笑)。
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ザリガニの胃石が胃腸薬だったとか、江戸城内で飼育されてる鳥・魚などのエサとしてイモムシやらケラなんかを取り寄せてたり。『千虫譜』の「鹿のような硬い角を持っていて榎の葉を食べる」というのは、ゴマちゃんかそれともオオムラサキか、どっちだろう。
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江戸の人々によって書かれた虫に関する絵を紹介した本です。しかし、本文の大半を昆虫の説明が占めており江戸の文化史と言うよりは江戸の絵の付いた図鑑といった傾向が強く、やや面白みに欠ける本でした
【こんな人におすすめ】
特になし -
着眼点が新鮮だったので興味深く読んだが、後書きに絶句した。
著者は日本史学者らしく、虫や植物の専門家ではない。
そのため言い訳のように、「終始インターネット情報のお世話に」「内容に不備があればご教示〜」と記してある。
誤ったネット情報であれば無知な読者は確認しようがない。
『図鑑』と銘打つくせに、これでは無責任なまとめブログと変わらないではないか。
同人誌ではないのだから、専門家に協力を仰いで確認の上出版すべきではないか?