授業のユニバーサルデザイン入門 (授業のUD Books)

著者 :
  • 東洋館出版社
4.53
  • (8)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 116
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784491030111

作品紹介・あらすじ

授業は「論理」を教えよう。授業は「山場」から逆算してつくる。授業は「3段構え」で!特別支援教育の視点を教科教育に取り入れる!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • UDは知っていたが、詳しく本を読むことはなかった。提唱している人がどんなことを考え、何を大事にして授業や子供のことを考えているかに触れられてよかった。特に、対談の内容が良くて、納得することばかり。10年くらい前に出された本とは思えなかった。明日からの授業や教室での考え方を改めて考える本だった。

  • グリーンは色覚の個人差を受けにくい
    誰もがわからないと言える教室
    ヘルプカード出せたことを褒める
    ルール明確にして掲示
    既習事項を随時復習
    聞くだけの時間を減らし考える時間を増やす
    教科書にふりがな
    誰かが意見を発表したら反応しよう
    山場から逆算して授業をつくる
    わからないも発言の一種
    重要なのは指導の目的

  • 焦点化・・目標をシンプルにデザインする。
    視覚化・・視覚的教材を効果的に活用する。
    共有化・・話し合い活動の組織化をする。
     どれも大切なことだが、あくまでも全員参加の手段であり、目的ではない。そして、それらは授業の目標に直結するように、意図的に仕組む必要がある。
     何回も講演や講義などでも聞いたが、なかなか難しい。まずは実践を真似て、そして自分流に変えていくようにしていきたい。

  • 感嘆詞
    あーは、知識と経験が結びついた瞬間
    えーは、自分の知識経験と結びつかないことを聞く瞬間
    おーは、知識や経験なかったこと意外な影響を聞いた瞬間

    問題行動の前後の要因に対する対応法。

  • 「ルールを守った体験が少ない子は、ルールを守るという窮屈さに耐えられない」

    「ルールを破ることが問題なのではなく、悪いことをして振り返ることができないこと、コメントできないことが問題なんだ」

    「今、自分は何の話を聞いているか、何に参加しているかを、目で見て確認できるシステムがあれば、授業の迷子も少なくなるはず」

    「問題なのは「わからない」と言えずに、分からない状態が続いている子」

    「抽出児と言うのは、1つの授業において、その子にわかるような授業をしたら、どの子にもわかる授業である、と評価できるような子」

    「実験が嫌いな子が前向きに授業に挑んで学ぶ姿が出てきたら、その授業はとても良い授業だったと言うことができる」

    「聞くだけの時間を減らす、充実させると言うのは、言い方を変えれば「考える時間を増やす」ということ」

    「足し算・引き算ができないから、買い物させられないのではなくて、買い物をする中で足し算・引き算を学ぶ、という発想」

  • 参加→理解→習得→活用

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

明星大学教授
1991年、早稲田大学人間科学部人間基礎科学科卒業。1999年、東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科修了。博士(教育学)、臨床心理士。著書に、「授業のユニバーサルデザイン入門」「クラスで行う「ユニバーサル・アクティビティ」」(東洋館出版社)など多数。
[2022年7月現在]

「2022年 『子どもの心が軽くなる! ソーシャルスキルモンスター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小貫悟の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×