- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784491030111
作品紹介・あらすじ
授業は「論理」を教えよう。授業は「山場」から逆算してつくる。授業は「3段構え」で!特別支援教育の視点を教科教育に取り入れる!
感想・レビュー・書評
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UDは知っていたが、詳しく本を読むことはなかった。提唱している人がどんなことを考え、何を大事にして授業や子供のことを考えているかに触れられてよかった。特に、対談の内容が良くて、納得することばかり。10年くらい前に出された本とは思えなかった。明日からの授業や教室での考え方を改めて考える本だった。
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焦点化・・目標をシンプルにデザインする。
視覚化・・視覚的教材を効果的に活用する。
共有化・・話し合い活動の組織化をする。
どれも大切なことだが、あくまでも全員参加の手段であり、目的ではない。そして、それらは授業の目標に直結するように、意図的に仕組む必要がある。
何回も講演や講義などでも聞いたが、なかなか難しい。まずは実践を真似て、そして自分流に変えていくようにしていきたい。 -
感嘆詞
あーは、知識と経験が結びついた瞬間
えーは、自分の知識経験と結びつかないことを聞く瞬間
おーは、知識や経験なかったこと意外な影響を聞いた瞬間
問題行動の前後の要因に対する対応法。 -
「ルールを守った体験が少ない子は、ルールを守るという窮屈さに耐えられない」
「ルールを破ることが問題なのではなく、悪いことをして振り返ることができないこと、コメントできないことが問題なんだ」
「今、自分は何の話を聞いているか、何に参加しているかを、目で見て確認できるシステムがあれば、授業の迷子も少なくなるはず」
「問題なのは「わからない」と言えずに、分からない状態が続いている子」
「抽出児と言うのは、1つの授業において、その子にわかるような授業をしたら、どの子にもわかる授業である、と評価できるような子」
「実験が嫌いな子が前向きに授業に挑んで学ぶ姿が出てきたら、その授業はとても良い授業だったと言うことができる」
「聞くだけの時間を減らす、充実させると言うのは、言い方を変えれば「考える時間を増やす」ということ」
「足し算・引き算ができないから、買い物させられないのではなくて、買い物をする中で足し算・引き算を学ぶ、という発想」 -
参加→理解→習得→活用