失敗から学ぶ

著者 : 石井英真 宍戸寛昌 長瀬拓也 豊田哲雄 樋口綾香 樋口万太郎 松井恵子 丸岡慎弥

制作 : 宍戸 寛昌  長瀬 拓也 

• 東洋館出版社 (2021年7月27日発売)

作品紹介・あらすじ

せきららなエピソードで学ぶ！失敗との向き合い方！
これからの教師のための思考法

教師の「失敗の教科書」が完成！

「こうすればうまくいく」はもう通用しない。
失敗事例から学ぶ、教育実践学！


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超一流の執筆者たちが贈る、これまでになかった教育書が完成！

監修　石井英真
編著　宍戸寛昌・長瀬拓也
執筆　豊田哲雄・樋口万太郎・樋口綾香・松井恵子・丸岡慎弥

今活躍する実践者たちをベースに教師の「ライフコース」の具体を描き、徹底解説します。
失敗をどう振り返るのか、同僚のフォローや言葉はどのようなものがあったのか。
数々の失敗を省察し、知識化していきます。

失敗から学ぶ教育実践学です。


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「理論—事例—解説」から徹底的に分析！

・理論編
失敗にはどのような種類があるのか。失敗を成長に生かす考え方を徹底解説しています。

・実践編
「授業づくり」、「学級づくり」、「保護者対応・生徒指導」「働き方・校務分掌」に分けて、一流の実践家たちのせきららな失敗エピソードを紹介しています。
読めば勇気をもらえる、胸をうつエピソードが揃いました。
「仮想失敗体験本」として、学びが深くなるように内容をまとめています。

・解説編
教師の学びと成長のメカニズムを解説します。失敗経験に着目することの意味、成長にいかしていく手立てや工夫についても解説していきます。

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失敗はできることなら隠したい。
そして失敗を直視することはつらいものです。

本書では、失敗をつまびらかにすることで、センシティブな内容に踏み込んでいます。
今を活躍する実践家にとって、とてもつらいエピソードが綴られています。
「他の人の失敗に学び、そこから新しい何かを生み出すために」
そんな思いで執筆者の先生方にこの失敗談を綴ってもらいました。

誰にでも、うまくいかないこと、失敗は必ずあります。
すごい先生も失敗して大きくなった。
読めば、不思議と勇気が湧いてきます。

感想・レビュー・書評

[熊本学園大学付属図書館さんの感想 · 2021年11月26日]

熊本学園大学付属図書館OPAC

https://lib-opac.kumagaku.ac.jp/opac/search?isbn=9784491043616&type%5B%5D=book&type%5B%5D=magazine_title&type%5B%5D=magazine&type%5B%5D=paper&target=local&searchmode=complex

[ghostriderさんの感想 · 2021年9月4日]

教員が遭遇する失敗を分析して，何が原因なのか，その対応策について考える。失敗を失敗のままにせず，学びと成長につなげていくためのヒント集。実際にあるあるの失敗（困難）なので，共感したり参考にしたりが容易だろう。基本的には若い先生が体験するエピソードが収録されている。キャリア発達は長期的なので，それぞれの段階での失敗（困難）事例はあるだろうから，今後，それらを扱うことも期待されるだろう。こういう本ももちろん価値はあるのだけど，身近な同僚とこの種の体験知を蓄積し伝達していくコミュニティがあること（作ること）が重要だと思う。そのためには個を分断せず，個がつながりやすい環境設定だが，一長一短あるわけだな。

著者プロフィール

京都大学大学院教育学研究科准教授。

「2022年 『学習者端末活用事例付 算数教科書のわかる教え方 ３・４年』 で使われていた紹介文から引用しています。」