産業遺産を歩こう―初心者のための産業考古学入門

制作 : 平井 東幸 
  • 東洋経済新報社
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本棚登録 : 21
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492043318

作品紹介・あらすじ

歴史の生き証人、国民的文化財である古の建造物たちを見る、知る、学ぶ。万世橋高架橋(東京)、旧木曽川発電所(岐阜)、綿業会館(大阪)、津山機関車庫(岡山)三井田川炭鉱縦坑櫓(福岡)はじめ各地の見所を写真とともに解説。

感想・レビュー・書評

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  • 初心者のための、、、とうたってあるけど、けっこう濃厚なつくりの一冊。おっさんになってくると、この本が扱う産業史跡ものが楽しくなる。今や大企業や歴史になったものが、ベンチャーだった頃の苦労なんかも分かるしね。今みたいな重機がなかった頃に造られた巨大な構造物や建物って、人の手がかかっているからか、こりにこったものも多いから(特に建物の飾りとか)、見ているだけでも楽しい。

  • どこからどこまでが産業遺産か、という定義は難しくて、石見銀山のような有名なものから、近所で潰れてほうっておかれている養鰻池まで、すべて産業遺産といえば産業遺産なのでしょう。この本でも定義はしています。
    紹介されている、初心者に向けた産業遺産の巡り方や、全国いくつかの産業遺産は、旅先で寄ってみたいと思うものではあります。ですが、素人から見ると、ちょっと前のものを懐かしく残す、に見えてしまうのです。
    例えばデータセンターのようなものは将来対象になるのだろうか、とか。あるいは人工衛星だとか。原子力発電所とか。テクノロジーの発達が早い現在は、不要になる速度も速いといえますが、すぐに壊して新しいものにされてしまいます。考古学はノスタルジーだけの学問ではないはずなので、こういったものを産業遺産として残す、という活動があるのか気になりました。本のレビューと言うより、入門書を読んでみな初心者の、産業考古学という学問への疑問です。

  • 初心者がざっくり読んで楽しむという本ではない。
    各地の博物館などの連絡先がまとまっているので、明確な目的がある人にはよいかも。

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