- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492043950
作品紹介・あらすじ
戦うコミュニケーションはもう古い、相手が対話に応じない場合、一方的に断定する相手との対話、フィンランドの対話型問題解決教育。日本人の「弱み」を「強み」に変える力。
感想・レビュー・書評
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タイトルにしてやられたという感じの1冊。
たしかに書いてあることは的を射ているが、私にとっては言われなくてもわかってることばかりだったので…(笑)
フィンランドの…という下りなら、もっとフィンランド式に焦点を絞ってまとめて欲しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「以心伝心」「空気を読む」日本人のコミュニケーションは、外国の人には通じないの? フィンランド大使を勤めた著者が「伝える技術」をお伝えします。
◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB03406589 -
本書の内容を再考した。
なぜ欧米と違うことを劣等感に結びつけてしまうのか。
「人間は他者との価値観の違いを感じ取った時、優劣感や劣等感を結びつけて考えてしまう」(P245)
以上の内容に大変納得した。なるほど、優劣をつけた方がやりやすいからだろう。
特にアジアより欧米と考える劣等感のかたまりの日本人はよくみられる。
なぜ欧米のことを優性と考えてしまうのだろうか。
本書の例と関連させて、自分の行動から理解を深めてみた。
日常の生活で欧米への憧れを原動力に真似をしていたことがあった。丁寧な暮らしに憧れていたのだ。
当時の知識の基盤になった本が、イギリスのティータイム、フランスの歳のとり方・美意識、フィンランドのフィーカ、ドイツのインテリア、オランダのヒュッゲ(?)である。
それぞれの国で当たり前とされる暮らしに羨ましさを覚えた。
知識を蓄えて行くうちに丁寧な暮らしは、読んだ本の国々にのみ存在すると誤認し始めた。
そして丁寧な暮らしへの憧れが、いつの間にか日本で典型的な日本人暮らしをすることへの不満にすり替えられる。
私にとって、「欧米のよいところと自分の悪いところを比べて劣等感に浸ってしまった」良い例だ。
外国のそれも欧米の価値観を見せつけられた時は、見せつけられる側は特に注意した方がいい。「自分のほうが優れている」と思う相手と、「自分のほうが劣っている」と思う自分では、最初から勝負がついているようなものだからだ。(本書P245)
なぜ優越・劣等を感じたのか、無批判に受け止めてしまわず、「なぜ?」を繰り返し、深掘りしていきたい。 -
フィンランドの教育法や、コミュニケーションに詳しい北川さんの本。
個人的にはエンパシーという概念に関心がある。
ただ結局、自分の経験を積まないと、実感として分からないなぁ。 -
ビジネスシーン使えるかなと読みましたが、少し違いました。
フィンランドをモデルにした仕事本が流行っている様ですが、全てをそのまま日本で適応させるのは少々無理がありそうです。 -
会社の元上司に、相手の倍しゃべれ!って教えられたことを思い出した。人より話そうと思えば、それだけの知識と考え方を持ってないと出来ない。
仕事だけじゃなく、人との付き合い方として教えてくれてたんだなと、改めて感謝します。 -
フィンランドの大使をしていた経験から、価値観を共有できない相手とのコミニュケーション=対話について詳細に教えてくれる。
これまで、価値観を共有できない相手とはコミュニケーションが取れないのではないかと考えていたのだが、
相手には相手の価値観があるという大前提から開始せよと筆者は言う。
確かにお互いの価値観が簡単に共有できない場合も多く、そのような相手だからこそ対話が重要なのである。
今まで敬遠していた相手とも少しは腰を据えてコミニュケーションを取ろうかなと思わせてくれました。 -
対話
聴いて訊くこと
コミュニケーションは戦いではない
絶対はありえないので、発言しない
絶対こう思うという信念は大切
つまらないテーマでも意見を言える
発言は意見として言わないといけないが、心の中でなにを思うかは自由