33歳の決断で有名企業500社を育てた渋沢栄一の折れない心をつくる33の教え

著者 :
  • 東洋経済新報社
3.11
  • (2)
  • (5)
  • (7)
  • (1)
  • (3)
本棚登録 : 148
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492046630

作品紹介・あらすじ

自分の夢を実現させ、それを永続させるために、
20代で何をすべきか、30代で何を決断すべきか!

若き日の渋沢栄一の生き方、
ビジネスパーソンに広く読み継がれている『論語と算盤』などの訓言、
最近のビジネスケース(30代経営者の躍進、SDGs、地域貢献など)を交えて、
渋沢栄一がいま若者の前で講演するがごとく、
玄孫の著者が33の教えとして解説する現代版『論語と算盤』!

◆渋沢栄一とは?

現在も優秀企業として存在している500社余りの会社を育てた日本の資本主義の父。

2024年に発行される新1万円札の顔として、
また、2021年のNHK大河ドラマ「晴天を衝け」の主人公として注目されている。

渋沢栄一が育てた主な会社は、みずほ銀行、王子製紙、IHI、いすゞ自動車、
太平洋セメント、清水建設、東洋紡、川崎重工業、第一三共、古河機械金属、
損保ジャパン日本興和、朝日生命保険、キリンホールディングスなど。

◆『論語と算盤』とは?

渋沢栄一の講演をまとめた書で、現在でも、経営者だけでなく、
ビジネスパーソンに広く読み継がれている。

論語(道徳)と算盤(商売)という、一見すると相反することが、
ビジネスを永続するためには大切なこととして書かれている。

◆渋沢栄一の33歳の決断とは?

日本を豊かにするためには民間企業が強くならなければならないという信念を持って、
大蔵省のナンバー2のポジションを辞し、民間に転じた。渋沢栄一33歳の決断だった。

当時の常識で考えれば、官界での名誉栄達を自ら辞して民間に行くことは前代未聞だが、
ここから500社余りの会社を立ち上げる大躍進がスタートした。

◆渋沢栄一の問いかけ

人生は一度きり。あなたが選びたい人生は、どっち?

 ① 未来を信じて、夢をもって生きる。
 ② 夢をもたずに、現実のみに生きる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 長たらしいタイトルで損をしている気がするが、中身は大変よかった。

    これはいわば、“渋沢栄一の『論語と算盤』の21世紀版”である。

    『論語と算盤』は渋沢栄一の複数の講演をまとめた本だが、本書は、“いまの20代・30代を前に栄一が講演するとしたら、おそらくこんな話になるだろう”……という想定で作られているのだ。

    著者は渋沢栄一の玄孫で、『論語と算盤』をはじめとした栄一の思想を研究してきた人でもある。その蓄積が、本書にも十全に活かされている。

    『論語と算盤』のエッセンスを的確に抽出した上で、それを21世紀を生きていくための思想としてアップデートして読者に提供しているのだ。

    全編話し言葉で平明であり、それでいて内容は深い。『論語と算盤』入門としても渋沢栄一入門としても秀逸だ。

  • 無欲は怠慢の元
    人生に満足した時点で終わる
    「か」ではなく「と」の精神
    見えない未来を信じる力

  • 特に真新しい発見や心に響く言葉はなかった。残念

  • 今季大河ドラマ「青天を衝け」の主人公である渋沢栄一

    夢を持つ。→前向きなメンタルで動く。→疲れたらひと休み。

    夢を捨てないって大事やなって改めて思った。
    折れるし自信無くすし。でも、その先にある未来が僕達に問われているなら、良くなるようにしていきたい。

  • 無欲は怠慢のもとであり夢を持つことの大事さがわかった
    論語と算盤の精神で活動を続けている会社が長く存続している会社だと思った

  • 論語と算盤。『と』の意味が良くわかった。
    自分もそうでありたい。周りを幸せにしたい。

  • ・無欲は怠慢の基

  • 渋沢栄一の玄孫にあたる方が書かれた本で、『論語と算盤』を始めとし、渋沢栄一が残した言葉を引用しつつこれからをどう生きるかを書いた本。

    ミレニアル世代の奮起を中心に書かれているところが多い事から、若者〜青年層に向けたメッセージが多くなっており、特定以上の世代からは反発を買いかねない書き方ではあるかなとは思った。

    とはいえ、ミレニアル世代的目線で見ると、内部で小見出し毎に自身の思いを書くスペースも用意されていることにより、渋沢栄一の考え方を知りつつ、自分自身の考えを改めて書き出すことで、自身の軸を見つめ直す機会をも得られる本になっていた。

    知識のインプットに留まらない形を1冊内で完結させられるので個人的には良書だった。

  • <はじめに>
    ★渋沢栄一1840年から1930年
    ※ 3月16日生まれ-11月11日没年
    ★500社ほどの会社を立ち上げる
    →スタート時33歳
    <第1章>未来への希望を持っているか
    ◎幸せになりたいなら夢を持て!
    →夢こそ、栄一が3度の挫折を乗り越えた原動力
    ★渋沢栄一の問いかけ
    ・人生は1度きり。あなたが選びたい人生はどっち?
    1.未来を信じて、夢を持って生きる
    2.夢を持たずに現在のみに生きる
    ◎ジョブホッパーではなくキャリアビルドを目指せ
    →ジョブホッパーとは
    ※ 2〜3年のサイクルでどんどん色を変えていく人
    →キャリアビルダーとは
    ※キャリアを築きながら転職を繰り返す人
    <第2章>現状に不満を持っているか
    ◎人生は現状に満足したときに終わる
    →不満を持つのは成功者へのパスポートを持っているのと同じ
    →努力を止めると知力も気力も衰える
    ◎小さなことにこだわるな!
    →細部にこだわりすぎると、新しい物事に取り組む気持ちを挫く
    ◎日常に流されるな、自分の頭で考えろ!
    <第3章>同じ志を持つ仲間はいるか
    ◎知情意をバランスよく持った常識人になれ!
    →思いやりと意志が、あなたの信用を高める

  • 【図書館の電子書籍はこちらから→】  https://kinoden.kinokuniya.co.jp/tit.library/bookdetail/p/KP00031409

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

渋沢栄一の玄孫。シブサワ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役。コモンズ投信株式会社取締役会長。JPモルガン、ゴールドマンサックスなど米投資銀行での実務経験も豊富。

「2022年 『しごとってなあに?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渋澤健の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐々木 圭一
凪良 ゆう
辻村 深月
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×