哲学100の基本

著者 :
  • 東洋経済新報社
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本棚登録 : 303
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492047194

作品紹介・あらすじ

カント/プラトン/マルクス・ガブリエル/和辻哲郎/ニーチェ/ヴィトゲンシュタイン/ハイデガー……

世界最高の知の巨人たちの
「思考の型」が1フレーズですっきりわかる

物事を考えるとき、哲学は広い視野と長いスパンでアプローチします。日々進行している出来事に対して、一歩身を引いたうえで、「これはそもそもどのような意味なのか?」と問い直し、世界をどうみたらいいのか、新しいメガネを考案するのです。(中略)
本書では、2500年にわたって、哲学が提案してきた思考のメガネをご紹介しますので、皆さんもぜひ試してみてください。驚くような発見ができるのではないかとひそかに期待しています。(「はじめに」より)


『MBA100の基本』に続く、23万部突破のベストセラーシリーズ、最新刊!

感想・レビュー・書評

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  • 善い悪いや宗教と社会の関係について勉強になったと思う。徳とは何だろうと考えた。

  • ソフィーの哲学以来の哲学入門書。
    哲学の思考のメガネを試着して世界をちょこっと見られるって感じ。寝る前に数ページ読んで相方に共有して議論するの、なかなかいい習慣だった。長くは続かず結局大部分を1人で読んで自分の中で完結したけど。
    今は、ほぉ〜、なるほど〜、なんとなく分かるかも?くらいで終わってしまうけど、また時々読み返して、自分の想像力や思考の幅を広げたい。

    “植物も、夢も、トイレの水を流した音も、ユニコーンも存在する。進化といった抽象概念も存在する。しかし、世界だけは存在しない。” p194 マルクス ガブリエル

  • 哲学は学問という先入観があったが、この作品を読んでみて、過去に読んだ自己啓発本と似通った節も多く、哲学の印象が少し変わった。私自身は工学系の人間なので、パスカルやニュートンも哲学者の肩書きを持つとのことが新鮮だった。

  • 哲学の本というととっつきにくくて読みにくい印象があるが、この本はとても読みやすく、一つ一つが見開き程度にまとめられているためすごく見やすく読み進められた。「哲学」として構えず、話のネタとしてもいいかも。

  • 哲学に関する言葉が100個載っている本。ひとつにつき見開き1ページ程度しかないのでそこまで文量は多くない。哲学のゼンタイを把握するには最適な本。この本で気になった人・分野を見つけて掘っていくことが楽しいと思う。

    この本のコアメッセージは「哲学することを学んでください」といったものだろう。ぼくらが生きる上でも「哲学すること」が大切であることを実感した。これから哲学していこうと思う。

  • 「哲学関係の本はとにもかくにもカタカナが多くて読みにくい」という印象だった。
    この本はそれを覆し、哲学を知ることを諦めない手伝いをしてくれた。

    普段目にしない文字列だし、意識しない考えや言葉だからすんなり読めることはなかった。
    けれど、「自分と哲学は関係している」「自分にも哲学を知ること・することはできる」と思わせてくれる良書だった。

    手元に置いて、何かのおりにふれて開くのもいいかもしれない。

  • 231116-4-1

  • 2500年におよぶ哲学の歴史をたどり、「知の巨人たち」の思考のエッセンスを解説する。人間とは何か、どうすれば幸福になれるか、社会をどう理解すべきか…。こうした問題を解くヒントを提示する。

    Introduction 哲学:哲学とはどんなものか
    Chapter 1 人間:人間とは何か
    Chapter 2 知識:何を知りえるか
    Chapter 3 道徳:何をすべきか
    Chapter 4 幸福:何を望んでもよいか

    Part 2 真理を探索する
    Chapter 5 宗教:何を信じるか
    Chapter 6 世界:世界は謎に満ちている
    Chapter 7 自然:自然をどう理解するか

    Part 3 正解のない世界を生きる
    Chapter 8 制度:見える制度、見えない制度
    Chapter 9 社会:他人といかに共生するか
    Chapter 10 歴史:歴史をどう生きるのか

  • あらゆる哲学者の思想の基本の基本の簡単紹介
    浅すぎるが簡潔な言葉なので瞬間吸収しやすい
    ほんの入門の入門用に適合

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著者プロフィール

玉川大学文学部名誉教授。九州大学大学院文学研究科単位取得退学、博士(文学)九州大学。専門分野:哲学・倫理学。主要業績:『異議あり!生命・環境倫理学』(単著、ナカニシヤ出版、2002年)、『ネオ・プラグマティズムとは何か』(単著、ナカニシヤ出版、2012年)

「2019年 『哲学は環境問題に使えるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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