本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492223222
感想・レビュー・書評
-
放射能の影響等について筆者をコアとした医師たちがどのような活動をしてきたか、福島が復興するために何が必要なのかが、書かれた本です。教育の重要性や、医学部の増設等の提案をしています。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東大の特任教授の医者の上先生が、福島県での被災地の医療活動を、通常の、厚生労働省、県、医師会などのルートとは別に、独自のネットワークで、透析患者の移動とか、健康診断、除洗活動などを行った戦場記。
なんどもでてくる言葉がある。県から「先生評判わるいですよ」「勝手にうごいては困るんですよね。」
同じ言葉を僕も何度も言われた。しかし、被災地に現実に入ってみて、通常のタテルール、業界団体のルートで救えなければ自分のリスクで動くしかない。
その場合に、既存の体制から厳しく批判される。同じ構造。
上先生は強い意志と多くの仲間に支えられて、医療から教育、スポーツ指導などにも関係を広げていている。
自分も、今の被災地に入っているネットワークづくりを充実して、一生の仕事として被災地に入り続けたい。
あと、医者の友人たちに教えて欲しい。被災地に医学部を新設することが、そんなに医者の世界では反対を受けることなのか。現実に医者不足が大量に生じているのに、なんか医師会が既得権を守っているような気がする。
医者の考え方を聞きたい。
全3件中 1 - 3件を表示