親といるとなぜか苦しい: 「親という呪い」から自由になる方法
- 東洋経済新報社 (2023年5月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492224106
作品紹介・あらすじ
\全世界で大共感の声50万部突破/
「親のために努力し続けて、しんどい――そんな自分に気づき、涙が止まりません」
「共感できることがありすぎて、すべてのページにマーカーを引きたい」
「未熟な親のもとで育ち、自分を大切にする方法を知らなかった私のために書かれた本」
「これほど人生が変わる本はなかった!」
見た目は大人だが、精神年齢は子どものままの親が子どもを苦しめる。
愛したいのに愛せない親を持つ人が「心の重荷」を降ろす方法
◆家庭環境は平凡です。だけど親が嫌いです
◆「本当にやりたいこと」が見つからない…
◆私は家族の落ちこぼれ?人生がむなしいです
◆恋愛が苦手。どうしていいかわかりません
こうした「生きづらさ」を抱える人は、
「自分がヘンなのではないか」と悩むことが多いでしょう。
でも、その原因が子ども時代にあるとしたら…?
あなたに呪いをかけ、いつまでもあなたを苦しめる
「見た目は大人、中身は子どもの親」の4タイプとは。
◆感情的な親……機嫌を損ねないかと周囲はビクビク
◆熱心すぎる親……子どもの気持ちを無視した「完璧主義」
◆受け身な親……見て見ぬふりで役に立たない
◆拒む親……冷たく無関心。なぜ子どもを持ったのか謎
「まわりの人たちは家族の愛やつながりを明るく語るのに、なぜ自分は孤独を感じるのか。
家族と仲よくしようとするだけで、傷ついたり無力感にさいなまれたりするのはなぜだろう。
親から受けたつらい思いや混乱から、どうやって子どもは立ちなおっていけばいいのだろうか。
本書ではその解決のヒントを提示する」
――著者 リンジー・C・ギブソン
感想・レビュー・書評
-
家族のかたちもさまざまだと思う。
自分はどうなんだろうと特に考えたこともなかったけれど、子どもが「親といるとなぜか苦しい」と思ってたなら…と親の立場で考えてみた。
けっして完璧な親ではないとわかっているが、少しでも子どもの気持ちになって考えてみたら…と。
そして、自分は親をどう感じていたか…も思いだしてみた。
「毒親」という表現がすっかり有名になってしまったが、どの程度で毒親と言うのか?それは人によって違うのでは…と。
これは「精神的に未熟な親」と言い換えて、その親が子どもにおよぼす影響について項目別に書かれている。
親子間だけではなく人間関係においても心のつながりを築いていけるための方法をまずはひとつから実践してみるのもいいと思った。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【まとめ】
0 まえがき
愛情不足の中で育ったり、溺愛や支配を受けて育った人は、親を求める気持ちが通常以上に長く残り、親の心理的支配がいつまでも続いていたり、親がわりの存在を求めてしまったりする。
親に反発し怒りをぶつけている場合でさえも、心の中では、親に愛されたいという思いを引きずっている。愛されたい気持ちが裏返って、怒りや攻撃となっているが、それも、形を変えた愛情を求める気持ちなのだ。
求めれば求めるほど裏切られ傷つくという状況が、親子関係で苦しむ人に共通するジレンマだ。
カサンドラ症候群、つまり、妻が感受性の豊かな安定型や、感受性の過剰な不安型で、夫が気持ちに無関心な回避型という組み合わせの場合、妻は最愛の伴侶であるはずの存在と気持ちを共有することができず、精神的にネグレクトされた状態に置かれる結果、心身の不調をきたしてしまう。それと同じことが、感受性の低い、気持ちを汲み取れない親と感受性の高い子どもという組み合わせでは起きてしまうのである。
本書では、精神的に未熟な親がその子ども、それも特に感性豊かな子どもにおよぼす影響について述べていく。
1 未熟な親とその子どもの特徴
精神的に未熟な親のもとで育った子どもは、表面的にはごくふつうの大人に成長していたとしても、心の真ん中にはぽっかりと大きな穴があいたままだ。
子どものときにおちいった孤独をずっと抱えたまま進学し、就職し、結婚して子どもを育てている。大人になっても心の中に居座っている孤独感に悩まされるのだ。
●精神的に未熟な親の特徴
・子供の思いを平気でスルーする。子どもが感情を持て余すとどうしていいかわからずに、怒ったり、罰を与えたりする。
・些細なことにも過剰に反応する。
・言動や考え方が自分と違う相手を前にすると、よくイライラする。自分を省みず、自己中心的で、誰とどんな話をしていても、すべて自分の話題に持っていく。
・気まぐれであり、言っていることがよく変わる。
・自分が落ち込んでいても、表面的ななんのなぐさめにもならないことを言うか、逆に怒ったり、嫌味を言ったりする。
・両極端な考え方をしがちで、新しいアイデアを受け入れようとしない。
・融通が利かず、1つのことを思い詰める。
・ストレス耐性が低い。自分のまちがいを認められず、事実を信じなかったり、ほかの人を責めたりする。
・安定した感情を保つことが難しく、しばしば過剰に反応する。いったんカッとなると、容易に気持ちを落ち着けることができず、ほかの人が自分の思いどおりに動けば、自分の気持ちは鎮まるにちがいないと考えている。
●悪影響を受けた子どもの特徴
・自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先し、進んで大人の役目を引き受けたがる。「自分は精神的に求めることなどない」という態度を出す。
・自身が幸せなはずだと思い込み、不平不満を言うことに罪悪感を覚える。
・自分の気持ちを押し殺し、精神的な孤独を深めていく。
・自己肯定感が低い。
2 未熟な親には理由がある
精神的に未発達な親の多くは、子どものころに感情を封じこめてきた。それぞれの家族の歴史をひもといていくと、幼いころ、家の中がみじめで異様な緊張感に満ちていたという。相談者の親の多くが、自分たちの親との間に、つながりがなかったようで、だからこそ彼らは、精神的な孤独に耐えるために、幼いころから心に厚い壁を張り巡らせてきたのだろう。
このころの世代の子育てでは、子どもの精神的な安定や個性といったことを考えるよりも、子どもの発達における絶対的な基準として、子どもがどれだけ親の言うことに従うかが重視されがちだった。しっかりとした自己意識や成熟したアイデンティティを育んでいくには、自分の感情や思考をじゅうぶんに掘りさげてから表に出すことが必要だが、それが許されなかったのだろう。そのため、気まぐれで一貫性に欠け、思考の未熟な大人になってしまったのだ。
3 未熟な親の4つのタイプ
①感情的な親
感情のままに行動し、過干渉かと思えば急に突き放したりする。自分はみんなから気にかけてもらい、大切にあつかってもらって当然だと思っている。簡単にへそを曲げるので、家族総出でなだめにかかる。自分の感情が爆発すると、そこに子どもを巻きこみ、その強烈な絶望や怒りや憎しみをぶつける。
ストレスや気分のアップダウンを上手に扱うことが難しい。
②がむしゃらな親
異様に目的思考が強く、あらゆるものを完璧にしようとせずにはいられない。子どもの人生のことのなると、コントロールしたり口出ししたりする。
他者を憶測で決めつけ、自分と同じようにしたいはず、同じことに重きを置いているはずと考える。こうした過度な自己中心性が、自分は他者の「ためになっている」という思いこみへとつながる。子どもの興味や人生への夢を受け入れるより、自分が見たいものを選んで言葉たくみに押しつけ、子どもの人生にやたらと口出しする。
③受け身の親
放任主義で、問題を避けたり黙認したりする。
子どもが世の中を渡っていくのに役立つこと、物事には限度や限界があるといったことを教えもしなければ、導いてやることもない。子どもを愛してはいるかもしれないが、力になってやることはできない。物事が過度に感情的になってくると、とたんに受け身になり、心のシャッターを下ろして、見て見ぬふりを決め込む。
未熟で自分本位なのは他のタイプと同じだが、おだやかで陽気なことも多く、4タイプの中では一番人好きがする。
④拒む親
そもそもなぜ家庭を持ったのかと思うような行動をする。精神的な親密さをよしとせず、子どもにわずらわされるのを露骨にいやがる。
一人でやりたいように過ごせるのが何よりの幸せと感じる。子どもは自分が、親をわずらわせ、いらつかせていると考えるようになる。
4 未熟な親のもとで育った子どものタイプ
●問題を内在化するタイプ
自分次第で状況を変えられると思うタイプ。ほかの人を不快にさせたときの罪悪感や、自分を偽っていると非難される恐怖感を抱いたときに、主として不安を覚える。限界を迎えていても平静を装い、黙って苦しむ。自己犠牲が行きすぎ、その結果、自分がこんなに尽くしているのにと怒りを覚え、人間関係にダメージを負う。一方で、内省することで心理的に成長していく傾向にある。
●問題を外在化する
考える前に行動するタイプ。とにかく早く不安を払拭したくて、すばやく反応し、衝動的にものごとを進める。内省することはほとんどなく、何かあれば自分の行動よりもほかの人や環境のせいにする。
自分の間違いを将来に活かすことはめったにない。自分が幸せになるためには周囲が変わらなければならないという考えに固執し、自分の望むものをほかの人が与えてさえくれれば問題は解決すると信じている。
彼らは、自分は有能な人に助けてもらってしかるべきだ、ほかの人ばかりいい目にあっていて、不公平だと信じている。
精神的に未熟な親は多くが外在化タイプだ。
5 未熟な親に対してどう対応すべきか
いつか親は変わってくれるという幻想を手放そう。
そして、まずは相手を観察するために心の準備をしよう。
①距離を置いて観察する
親の精神的な未熟さを見極め、親を喜ばせる役割としての自分を演じるのではなく、自分の心のままに行動する。
②観察できるようになる
まずは、ゆっくりと呼吸を数え、全身の筋肉の緊張と脱力をくり返したり、心がおだやかになる情景を想像したりしよう。次は、精神的に距離を置いたまま、相手の行動を「科学者のように」観察する。人間学のフィールドワークをしているつもりでやってみよう。
とにかく「距離を置くこと」。それから意識して相手の様子を言葉にしてみる。ボディランゲージは何を伝えているのだろう?声はおだやか?緊張している?ものわかりはよさそう?悪そう?どんな反応をする?
③関連と関係を使い分ける
観察を続ければ、親からの精神的な駆け引きに振り回されたり、期待を押しつけられることなく、彼らとかかわり、つながっていられる。これが「関連」で、関係とはちがう。
観察できるようになったら、相手の成熟度を見ていく。相手が精神的に未熟な人の特徴を示していると思ったら、次の3つの方法を取ってみよう。
①伝えるだけで、あとは何もしない
できるだけおだやかに、客観的に自分の言いたいことを相手に伝え、結果をコントロールしようとしない。自分の気持ちや思いをはっきりと口にし、そうやって自己表現することを楽しむ。他者に共感や理解を求めない。
②関係ではなく、結果に意識を向ける
他者とつき合う中で、自分が本当に相手に望んでいることは何か。自問し、正直に答えよう。相手が親の場合、自分の話を聞いてもらいたい?理解してもらいたい?これまでの行為を悔いてもらいたい?あやまってもらいたい?償ってもらいたい?
親に共感してもらいたいとか心を入れ替えてもらいたいと思っているなら、そんなことを考えるのは今すぐやめて、別の目標をみつけよう。もっと具体的で実現可能な目標を。
③巻きこまれるのではなく、管理する
未熟な人に精神的に巻きこまれるのではなく、目標を決めてそのつき合いを管理すること。管理する要件の中には、その人との関係をどれくらい続けるかや、話題も含まれる。相手が話題を変えようとしたり、感情的に攻撃してこようとしたりしても、おだやかにやりすごすこと。あくまでも丁寧に。
親の温かさに期待してはいけない。
あなたのなかにいる「内なる子ども」はいつでも「親が変わってくれて、自分がずっと望んできたものを与えてもらえる」と期待する。だが、あなたがすべきことは、大人としての自分の考えをしっかりと持ち、独立しひとりの大人として親とつき合っていくことだ。 -
-
あなたは大丈夫? 子どもを生きづらくする「精神的に未熟な親」4タイプ 『親といるとなぜか苦しい』 | BOOKウォッチ
https://b...あなたは大丈夫? 子どもを生きづらくする「精神的に未熟な親」4タイプ 『親といるとなぜか苦しい』 | BOOKウォッチ
https://books.j-cast.com/topics/2023/05/22021135.html2023/05/24
-
-
最近読んだ宗教本や啓発本でも似たような内容があった気がする。
改めて、ずっと親との関係がうまくいかないのはいつか親が自分を認めてくれる、愛してくれるというファンタジーを心の中に持っているからなのだと実感。そして、親が精神的に未成熟だったが故に私の要求に応えてくれなかったこと、そして、これからもおそらくその状況が変わることはないことも理解した。
心の中に内包して、勝手に自分で傷つかなくて済むように、外から観察して、相手の様子を言葉にしてみる事。できるだけおだやかに、客観的に自分の言いたいことを相手に伝えて、結果をコントロールしようとしない。結果に意識を向ける。未熟な人に精神的に巻き込まれず、目標に向けて付き合いかたを管理する。
これからは意識して人との関係性に対処しよう。 -
「大人になれない親」を持った人の「心の重荷」を下ろすにはどうすればいいか。「毒親」という言葉が有名になった中、この本では「精神的に未熟な親」という表現をしながら、親側の抱える課題を客観的に解説していく。それを踏まえて、親から愛されるために作り上げた「役割としての自己」から「真の自己」を取り戻すワークを実践していく一冊。
自分と両親のことが書いてある!と叫びたくなるほど内容が一致していて驚いた。ぼくは両親と良い思い出がない。心に寄り添ってくれることも、心配ですら一度もされたことがない。親が求める子の価値判断は、親の役に立つかどうかだった。それはぼくに不安障害という診断がついて少しは和らいだが、それでも心配されたことはない。なぜなのかと悩んだ答えが文章化されていて腑に落ちた。「精神的な成熟には、個人によって差がある」だけでも押さえておくと違うと思う。
事例にあった「……わたしのこと、ちゃんとみてくださるんですね」という言葉は、まったく同じ体験をしたことがある。地域包括支援センターの相談員さんが家に入った時、「あなたに負担がかかりすぎている状況はおかしいんだよ」と言葉をかけてくれて涙が止まらなかった。それまでぼくは透明だった。役割が出来た時だけ色をつけて呼び出される透明人間。そんなぼくを見てくれた相談員さんのことは一生忘れられないと思う。
・距離をおいて、相手を観察して心の中で言葉にしてみる。
・感情のやりとりをして満たされたいという目標は持たない。関係ではなく結果に注目する。
・言いたいことは伝えるだけで、結果をコントロールしようとしない。
最後に「ここまで読み進んできたあなたは心がずいぶん軽くなっていることだろう。」とあるけど、チェックリストや課題が多すぎて「やることが多いッ!」と言わざるを得ない(笑) とりあえず、上記の部分だけでも意識して少しずつ真の自己を取り戻していこうと思う。
p.28
精神的に親密なら、大いに心は満たされる。本当の自分をみてもらえているという気持ちにもなる。ただし、こうした親密さは、相手がこちらを決めつけようとしているときには生じない。あくまでも、こちらを知ろうとしてくれているときにのみもたらされる。
p.57
心にとめておいてもらいたいのは、親に対する自分の考えを彼らに伝えないこと。親は、子どもが本書から何を学んだかも、自分たちはどうすべきかも知らなくていい。
p.59
だが、「精神的に未熟」という個人的なパターンを持つ人には、特定の行動がくり返しみられる。しかも、それは反射的で無意識なので、自分がそういう行動をとっていることに気づかない。自分の行動が相手にどんな影響を与えているかといったことを考えない。反省してあやまることや、後悔することもめったにない。
p.80
精神的に未熟な親は、子どもの体の健康に必要なことや物質的な必要性にはよく気がついて、きちんと対応することができる。
食、住、教育にかんしては、必要なものはすべて用意してくれるだろう。体の健康にまつわるものや、目にみえるもの、具体的な活動といったことについても、彼らはおおむね子どもにできうるかぎりのことをしてやろうとする。それなのに心の問題となると、子どもが求めるものに思いを馳せることができない。
p.99
ところが、精神的に未熟な人が考える許しの意味は、まったくもって非現実的だ。彼らにとって許しとは、波風が立ったことなどなかったかのような状態、ゼロからのスタートにしなければならない。すぐさま通常に戻れると考えているのだ。
p.111,112
かつて自分に傷つけられたと言ってくる人がいると、これといった理由もないまま過去にこだわっていると言って、相手を責めがちだ。
この手の人に、責任を果たすよう求めるのがどれだけ大変かわかるだろう。自分の今の行動と未来の結果にはつながりがある、ということがわからない人にとって、「責任を果たす」というのはとてもあやふやな概念なのだ。 -
(2024/01/02 1.5h)
親を客観視(観察)することで
自分と他者とを分けるスキルを持とうという本。
こういった本はよく咀嚼した上で実生活に運用してこそ価値のあるものになるので、即効性は低い。
「毒親」というインパクトの強い表現を「精神的に未熟な親」に置き換えることで身近に感じられる配慮がある。 -
こういうタイトルの本はなかなか、手に取るのもためらう。
ペンギンはいるけど。
どうも、親の影響で苦しんでいるんじゃないかという人が身近にいたので、試しに代わりにその人に勧めても大丈夫か考えてみるために自分が読んでみた本。
まぁ大丈夫なんではないかと思ったけれど、やはりセンシティブな内容なので、結局その人が自分で親との関係を振り返られるようになってから勧めてみた。
とても、あてはまると言って、なんかすっきりしていそうだった。
こういうのを読むこと自体が、自分がいけないんじゃないかって思ってしまうかもしれないけれど、そう悩んでいること自体が、もうがんばってるよと言ってあげたい。
こういう親はやばいんだなと、自分が親の立場として大丈夫か確認するため、という体で読んでみるのもありかもしれない。 -
親との関係に違和感を持つことは、子どもの頃は難しい。
ただ不幸にも、未熟な親であった場合、将来その子どもが大人になったときに、反面教師になれないことが往々にある。
ある程度精神的にも成長し、分別がつくようになると、自分の親が、他の親と違うことに気付くだろう。
親側の課題を客観視することで、自分に非を背負わせるのではなく、その重荷から解放されることに力点を置いていると言う通り、悩みがある人にはこの内容は、蜘蛛の糸となるのだろうな。 -
家族関係の本を読むのは苦しくなる。この本は、自分が成熟すると必要があり、そのためには親から心が解放される必要があるので、その方法を説いているように感じた。親を特別扱いしないという意味では同じかもしれないが、「だれもが未熟なんだから、それを前提に生きる。未熟であることプラスの面に突きあげることが人間的である。」と説いた岡本太郎のほうが気が楽になる。
-
親は毒親ってほどじゃないかもしれないけど、親への違和感がどう頑張っても消えない。そんな感情を抱いてる人たちに読んで欲しい一冊。
自己肯定感がない私は、自分と親の間にある価値観の違いに気づき、改善しようと頑張ってきたがやはり難しかった。とても自分を責めた。
でもそんな必要なかった。今まで頑張った私を評価し、間違ってないと教えてくれた1冊。
落ち込んでいるのは必要な感情。成長への一歩を記しているから。そんなメッセージをもらい、これから自分のために自分らしく頑張っていく決意ができました。
少しでも共感したら絶対読んでください。