マンキュー入門経済学

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492313862

作品紹介・あらすじ

『マンキュー経済学1 ミクロ編』(第2版)、『マンキュー経済学2 マクロ編』(第2版)から基本的な12章を選び、再構成した入門テキスト。

感想・レビュー・書評

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  • 確か、google japanの社長を務めた人がマンキューを勧めていた。
    経済の基本となる理論がテキストされている。
    なるほど、と思った知らなかった考え方は次の二つ。

    ・比較優位
    生産には絶対優位と比較優位がある。例えば、
    Aは牛肉を1時間2キロ、米を1時間10キロ生産でき、
    Bは牛肉を1時間1キロ、米を1時間6キロ生産できるとする。
    絶対的には牛肉も米もAが優位に生産できるが、Aは米を5キロ作るとすると牛肉を1キロ作る機会をロスするが、Bは同じロスで(牛肉換算だと)米を6キロ生産できる。
    だから、交易は社会において全体の益として成り立つ。

    ・奢侈税は誰に影響を与えるか
    税は消費者にかければ需要に反映され、生産者にかけると供給に反映するが、需給で価格が動くため、結局両方に影響を与える。その場合、消費者は購入のタイミング、代替品の使用等を選択できるのに対し、生産者は作るものを簡単にはシフトできないため、生産者の方が大きな影響を被る傾向にある(例えば富裕層はヨットに課税された場合ヨットを買い控え、旅行やほかのブランド品を購入できる)。そのため、奢侈税は富裕層より生産側の中流層に影響を与えてしまう。

  • 原著の補助として購入。初学者向けとのことで分かりやすいのだがオンラインの学習もできる原著の方が費用対効果は高い気はする。オリジナルは★5つ、こちらは4つ。

  • 授業で使用しているものです。
    基礎的なことを分かりやすく解説してくれていて、経済学に触れたことがなくても読みやすい。

  • 経済学の基本的な考え方がわかりやすく解説してある。
    入門書として最適。

  • 経済学の復習をときどきしとかなきゃ、、、と思って買ったのだが、ちと基本的すぎて飛ばし読みをしてしまった(知識もないくせに、偉そうに、、、反省)。「あの」マンキューの本は積んであるだけでほったらかしていたんだけど、最初に手に取ったのがこの本。こんな不実な読み方をせず、また気力がみなぎっているときにきちんと勉強しなおします。それにしても、マンキューって1958年生まれなんだ。池田信夫が1953年生まれ、岩田規久男が1943、金子勝1952、野口ユキオ1940、日下公人1930か、、、、さて

  • 文系も理系もこれだけは買って熟読しとけと↓の人が言ってた経済学の入門書
    http://d.hatena.ne.jp/kanedo/20100309/1268136348

  • 教科書

  • NPのススメ。

  • 今や世界的な経済学の教科書と思われるマンキューの入門経済学。2版も出たようだが、とりあえず1版を読んでみた。

    経済学の10原理、経済学の見方、二部のミクロ経済学として、需要と供給、政府の政策、消費者・生産者・市場、外部性、三部のマクロ経済学として、国民所得、生計費、生産と成長、貯蓄・投資と金融システム、総需要と総供給、と類書に比べて教科書の中の1から説明というよりも、全体を読んでトータルとして経済学がわかるような仕組みになっていると思った。

    唯一の難点は分厚いので、持ち歩くのは厳しいことくらい。でも、経済学の教科書は途中で挫折することが多いので、何としても全体を読みたい人には良い本だと思います。

  • 元グーグル日本法人社長の村上憲郎さんが「マンキューの経済学を読め!」と仰っているとの記事を読んだ.

  • 図書館で借りた。日本のより分かりやすいかも

  • 筑波大学社会・国際学群社会学類(経済学主専攻)開設の授業『経済学基礎論』(平成24年度(2012年度))で指定された教科書。
    担当教員は,福住多一先生。

    この本で,経済学の基礎的な考え方が学べたと思う。
    特に機会費用の考え方が重要だと思った。

    経済学が,なぜ「科学」なのかということが論じられている(p.30-42)。


    [メモ]

    経済学の十大原理
     人々はどのように意思決定するか
      1.人々はトレードオフ(相反する関係)に直面している
      2.あるものの費用は,それを得るために放棄したものの価値である
      3.合理的な人々は限界的な部分で考える
      4.人々はさまざまインセンティブ(誘因)に反応する
     人々はどのように影響しあうのか
      5.交易(取引)はすべての人々をより豊かにする
      6.通常,市場は経済活動を組織する良策である
      7.政府は市場のもたらす成果を改善できることもある
     経済は全体としてどのように動いているか
      8.一国の生活水準は,財・サービスの生産能力に依存している
      9.政府が紙幣を印刷しすぎると,物価が上昇する
      10.社会は,インフレ率と失業率の短期的トレードオフに直面している

    (p.23の表より)

  • 一ヶ月のネパール出張中、少し「しっかりした」本を読もうと(というか、一ヶ月をその一冊だけでもたせられるような本にしようと)あれこれ考えた結果、スーツケースに詰めた本。結果、最後の最後のバンコク乗り継ぎのタイミングで、ようやく読み切ることができました。

    大学時代、1年生の後半であっさり躓いた経済学。改めて基礎ぐらいは押さえておこうかなーと思って読んだところ、意外にさくっと理解できました。一応の土台を15年ぐらい前に仕込んだからか、いわゆる一般社会の経済の流れが大学1年の時よりは分かっているからか。

    ともあれ、経済学の初歩理論を把握するには好適だと思います。というか、ホントに初歩の初歩なので、少しでも経済学やってる人なら、もっと上の本を読まないとつまんないでしょう。

    各章の章末に練習問題がついてますが、ここを解くとなると一気に「勉強」になっちゃって、この本に対する姿勢が変わるんだろうなー。今回は問題は解かずに飛ばしたので、また後日、気が向いた時にでもやってみたいと思います。模範解答がついてないのが辛いっちゃ辛いが。

  • 診断士勉強用。

    初学者、あるいは学生のときやってたけど忘れたという時にもってこいです。
    導入部から、経済のメカニズム、法則をわかりやすい事例を用いながら、説明しています。
    導入部のあと、ミクロ経済、マクロ経済と結びます。ちなみに、ミクロとマクロは別書籍からの抜粋になります。

    章の終わりごとに、問題があって、復習できる内容になっているのもステキです。ゼミ形式でグループで学べたら一層効果を発揮しそうな入門書です。

  • 読みたい。

  • 経済の「ケ」の字も知らない人でも、独学で勉強できる教科書。
    難しそうな用語や状態をアナロジーによってわかりやすく解説している。

  • マンキューは初めて読んだが、実例が多くて入門としては良いかも。

    でも、ちょっと物足りなさもある気がする。

    経済学って、こんなものかというのを知るには良い。

    数式を見たくない人向けである書籍となっている。

    数式がもっとあっても良いのかなと思う気もする。

    もう一回読んでみようかな。

  • その昔、史上最高の教科書出版(翻訳)ライセンス契約額を提示したといわれるマンキュー。
    その経済学入門書の邦訳版。
    伊藤元重氏の『入門経済学』の隣に鎮座していた…(-.-”)凸

    日本に馴染まない内容をカットしても相当な量。
    しかし、アメリカの経済学テキストは厚いなぁ…(-ε- )>

    これから勉強です...φ( ̄ー ̄ )ノ〜〇
    その前に逢沢明『ゲーム理論トレーニング』かな…
    政策の勉強はどうした???( ̄ー ̄∂) ポリポリ

  • 社会人になってから読むような本じゃないのかな…。

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