世界大異変――現実を直視し、どう行動するか

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (138ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492371336

作品紹介・あらすじ

世界的投資家にロングインタビュー、緊急出版!アフターコロナの世界経済、国際政治はどう動くのか。株バブルの行方、商品の時代の再来、円安、インフレ、資産防衛…最良の一手とは?驚愕の未来予測!

【主な内容紹介】
▼バブル終焉のサインは至るところに表れている
▼空前のIPOブームもバブル崩壊で終わりを迎える
▼グローバル経済の終わりは、欧米諸国を衰退させ中国を有利にする
▼環境社会へのシフトは、日本産業にとって最大の危機になる
▼「国際金融都市構想」は日本の本気度が試されている
▼インフレで「商品の時代」が再びやって来る
▼金や銀への投資は今からでも遅くはない
▼10~20年の視点で見た場合、日本人は何に投資すべきか

【本書の目次】
第1章 巨大バブルの崩壊は目前に迫っている
―世界的金融緩和の代償は戦後最大の経済危機へ
第2章 ウクライナ侵攻で、世界はどう変わるのか
―西側諸国は優位を失い、中国の影響力が大きくなる
第3章 円安・インフレ時代、日本人のための資産防衛術
―「日本終了」に備えたプランBを準備せよ
第4章 絶望の中で投資の絶好機はやってくる
―「逆張り」でリターンを上げてきた私の投資法

感想・レビュー・書評

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  • 大変参考になったが、ベネズエラとか北朝鮮への投資なんて、本気で考えていらっしゃるのだろうか?

  • 2023/09/23:読了

    P127 からの内容は、投資の本質なんだろうな。
    それ以外は、アメリカはバブルでいつか破裂する。日本は少子化をどうにかしないかぎり未来はない。などなど
    特に、目新しい情報はないと思った。

    P127 以降の概要

     投資の基本は
     「安く買って、高く売る」こと

     私は、ベア相場に気をかけていて、底値を探している。
     みなが警戒し相場から逃げているときこそがチャンスで、相場に臨むべきだ。
     
     ベア相場で底値の割安株を買い、10年、20年かけて、ブル相場で高騰したときにそれを売る。

     そして、株を売ったあとはしばらく何もしないで待つ。

     「待てる」ということも、投資家として成功する大切な資質の1つ。

  • 最後のあとがきが一番おもしろかった。内容は個人的な考え方を述べているので、必ずしも金融についての正解を述べているわけではない。

  • 特に大きな新しい発見はなかったが、ジムロジャースの本は定期的に読む。大前研一、藤巻健史も同様。

    国境閉鎖で過小評価されてるイランへの投資。若者が多く変革を求めている。ロシアはウクライナとの戦争で株安になっているので、チャンス。株よりコモディティに注目。金、銀、砂糖、銅(EVの生産に不可欠)が安い。

  • 「ジム・ロジャーズは終わった」と評する金融関係者がいるのは知っている。日本好きで知られるジム・ロジャーズだが、国債を積みます政府、止まらない少子高齢化(人口減少)、外国人の受け入れが広がらない日本に対して厳しい見方をしているのも知っている。

    でも金融市場を遠巻きから眺める近代以降の世界史マニアの自分としては、ジム・ロジャーズの長期的な世界観が、大雑把であるがゆえにしっくりくる。共感することが多い。

  • Audibleで読了
    こういうのが拝金主義なのかなと思った。今後成長する可能性があるから北朝鮮にも投資すべし、という考えは全く相容れないな。(もちろん↑が著者が全面に押し出していた主張というわけではない)

  • ジムが言うように、もうすぐ大暴落が来るのは避けられないだろう。インフレで商品の時代がやってくる。
    金・銀・農業に投資せよ。子供には外国語を学ばせろ。

    「私が10歳の日本人だったら、海外に脱出するか、自動小銃を携帯する」

  • 商品に着目したい。

  • 著者を中国びいきと見る人も多いが、中国がこれからも上昇していくのは明らかだろう。結局は人材の豊富さがモノをいう。この本でもEVについてトヨタは過去のGMとなっていないだろうか。中国の自動車メーカーなどライバルではないと甘く見ていると痛い目に合う、と書かれている。ITにしても今後は深圳がテクノロジーとイノベーションの中心となるだろうとのこと。
    中国経済崩壊論はもうかれこれ20年も前からしきりに唱えられているが、この間驚異的な成長を続けてきた。今後はもちろん判らないが、相対的な成長力は一段上を行っているのではないか。
    書かれている内容は過去の本とあまり変わっていない。米国株をはじめ著者人生最大の暴落が迫っている。が、まだその時ではない。著者もまだリスク資産の本格売却はしていない。将来的に有望なのは農業・商品・アジア方面。

  • 本屋で手に取って、興味を持ったので購入。著者は日本の暗い見通しを持っており、その処方箋も示しているが、現実はどうなるのであろうか。

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著者プロフィール

■著者略歴
ジム・ロジャーズ(Jim Rogers)
1942年、米国アラバマ州生まれ。イェール大学で歴史学、オックスフォード大学で哲学を修めた後、ウォール街で働く。ジョージ・ソロスとクォンタム・ファンドを設立し、10年間で4200パーセントという驚異的なリターンを上げる。37歳で引退した後、コロンビア大学で金融論を指導する傍ら、テレビやラジオのコメンテーターとして活躍。2007年よりシンガポール在住。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び世界三大投資家と称される。 主な著書に『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界大発見』(日経ビジネス人文庫)、『危機の時代』(日経BP)、『ジム・ロジャーズ 大予測』(東洋経済新報社)『大転換の時代』(プレジデント社)がある。

「2023年 『捨てられる日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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