「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち
- 東洋経済新報社 (2009年11月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492395219
作品紹介・あらすじ
強烈な「劣等感」をもつ新たな世代の誕生をレポート。賃金が増えても、消費を増やすことはない-独自の大規模調査をもとに、若者の「買わない心理」の深層に迫る。
感想・レビュー・書評
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嫌消費の傾向性は世代をまたいで続いていると感じる。インフレ傾向を見せ始めてきたことでどう変わるのか考えてみたい。
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何か違う様な気がする
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リソースがよくわからない。データの出どころはよくわかる。
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・コンパクトな消費スタイルが魅力的に映るようになると日本経済は縮小する
・ニューヨークタイムズ、世界不況への教訓として、日本の消費者がバブル崩壊後に学んだことが「節約」であると積極的に紹介2009,2,21
・嫌消費がバブル後世代固有の特性であっても短期的なトレンドの問題としてきめ細かな対応が求められる
・嫌消費は預貯金の増加によりリスクマネー潤沢、金融資産価値上昇にもつながる
・34〜39の大型消費世代になるまでの10年間で消費支出−6兆円55〜60まででは−35兆円
・上昇志向、他者志向、競争志向、劣等感
・共通した敗北経験:就職氷河期
・いつ誰が被害者になるかわからない、日替わりいじめ
・「とりあえず30歳までに1000万円貯める」
・年収200万円以下の割合が増えているが、無職で資産を持たない高齢者の増加によるもの
・「自分の預貯金が増えていくことが単純にうれしい」
・必要でないも
95% 40インチ以上大型薄型テレヒ
64% 持ち家
45% 自動車
・バブル後世代の三種の神器
ファッション、家具インテリア、食 -
統計や調査を駆使して分析しているいて論理的に見える。$$今の嫌消費世代を劣等感から導いている点は納得できる部分もある。$$しかし、今の40代以降バブル前世代を良しとし、消費しない現世代をマイナスに見ている点はいかがなものか。$$$$
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「嫌消費」とは、収入に見合った支出をしないことである。そして、その現象を担っているのは、1980年代近辺生まれの「バブル後世代」だ。嫌消費の事実はどこにみられるのか。なぜ嫌消費なのか。彼らにどう対応したらいいのか…。こうした問いに対して、世代論に着目して明らかにしていく。企業や産業および経済の政策立案者にとって、嫌消費世代への対応や戦略を考えていく上で参考となる1冊。
第1章 嫌消費の時代
第2章 嫌消費世代の登場とプロフィール
第3章 嫌消費の要因は世代特性か、低収入か
第4章 世代論はどこまで有効か
第5章 嫌消費世代のマインドと市場攻略
終 章 未来の消費社会 -
経済成長が続いていた時代とは違い必要なもの意外は買わない。
周囲が必要ないと思ってるものは多少必要でも買わない。