2011年日本経済 ―ソブリン恐慌の年になる!

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492395424

作品紹介・あらすじ

1ドル=50円時代の到来を覚悟せよ。国債バブル崩壊とドル急落が世界恐慌を引き起こす。

感想・レビュー・書評

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  • 述べている内容に根拠がなく、想像を延々と語られている印象を受ける。
    文章も、理路整然と書かれてはいないので、若干読みにくい。
    全体像を漠然と俯瞰するには読む意味はあるとは思う。

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    以下覚え書き

    P.25 日本国債暴落のきっかけは資源インフレ
    物価高、金利上昇のきっかけとなり、国債の暴落 (利回りアップ) につながる。

    P.38 「ワールド・ダラー」ドルは大量に発行されており、世界中で余っている。低金利政策のつけ。

    P.44 金利が低水準の先進国から 成長が見込まれる新興国に金が流れる。先進国の金が新興国に吸い寄せられるので、デフレが解消しない。

    P.46 アメリカのドル高+高金利のために、外貨がアメリカに流入した。
    それを是正するために「プラザ合意」がなされた。

    P.49 アメリカ グリーンスパン氏のやり方は放任主義で、アメリカに投機資金が流れ込み、アメリカの金融立国指向が進んだ。結果はリーマンショック。

    P.92 現在の円高は、ドル不信の現れ。ドルを買う介入をして円安工作をしてももはや効き目がない。アジアの通貨を独自に基軸通貨とするシステムを組むべき。

    P.102 製品デフレと原料インフレ。実物デフレと資産インフレ。金余りとヒトいじめという構図が固定化している。余った金は設備や雇用に使われることなく、投資に使われるため、それが資源高を生み出し首を絞める可能性がある。

  • 積読期間が長すぎて日本が本書の内容どころじゃなくなってしまった感があるな。平時であれば頷きながら読んだかもしれない。

  • 世界的な経済危機の状況、日本の政治•経済の状況を理解できる。
    また、経済の初心者でも分かりやすい文章で書かれており、内容を理解しやすい。
    最終章での地域の結束を重視する部分では、将来のあり方について考えさせられた。

    この手の本をよく読む人には、一般的な内容で、物足りないかもしれないが、初めての方にはオススメの一冊だと思う。

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著者プロフィール

高橋 乗宣(タカハシ ジョウセン)
崇徳学園理事長
1940(昭和15)年広島県生まれ。1970年東京教育大学(現筑波大学)大学院博士課程修了。大学講師を経て、1973年三菱総合研究所に入社。主席研究員、研究理事、顧問、明海大学教授、相愛大学学長を経て、現在は母校の理事長を務める傍らコラム等を執筆。主な著訳書に『通貨の興亡』(PHP新書)、『デフレの恐怖』『世界恐慌の襲来』『2015年日本経済 景気大失速の年になる!』(以上、東洋経済新報社)などがある。

「2015年 『2016年日本経済 複合危機襲来の年になる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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