- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492502471
作品紹介・あらすじ
サムスンの2012年の売上高は前年比22%増の201兆1000億ウォン(約16兆円)、<br>営業利益は同86%増の29兆5000億ウォン(約2兆3000億円)と、<br>過去最高を記録しています。<br><br>本書には、サムスンの競争力を探るために、<br>社員研修、人事、会議、出張、セキュリティ、プロジェクト進行のシステム、<br>さらに迅速な業務を遂行可能にする社内ITシステムにいたるまで、<br>実際のエピソードとともに詳しく書かれています。<br><br>・学歴は未来を保証しない<br>・組織の効率を高めるメンター・メンティ制度<br>・学歴よりも重視される英語力<br>・専攻は基本、副専攻は競争力<br>・プロパーの競争心に火をつけるキャリア採用<br>・9割の社員は課長になれる<br>・総論賛成、各論討議、結果協力が会議の大原則<br>・海外出張で最高級ホテルに宿泊する理由<br>・サムスンは情報のブラックホール<br>・年収の50%まで支給されるPSボーナス<br>・結婚準備は結婚サポート室がすべてサポート<br>・飲み会で守らなければならない三大原則<br>・サムスンの女性優遇には理由がある<br>・派閥は徹底的につぶされる<br>・公正な業務環境評価のためのGWP制度<br>・組織の不和を払拭するリーダーの心得<br><br>それぞれの内容は、著者がサムスン電子で全社的な業務プロセスを構築しただけあり、<br>内側にいる者でなければ知り得ないことが具体的に書かれています。<br>サムスン独自の業務プロセスを具体的に知ることができるのは、<br>ビジネスパーソンにとっては大変興味深いことでしょう。<br><br>韓国人はどちらかというと、石橋を叩いて渡るより、<br>100%の確証はなくても、とにかくやってしまう素早さ、大胆さを<br>もっているというイメージが強いですが、<br>スピーディな意思決定で知られるサムスンが、<br>けっしてそんなやりかたをしていないことが、本書ではよくわかります。<br><br>何十回も石橋を叩き、100%できると完全に証明できなければ、けっして実行に移さない。<br>そこにいたるまでの過程の慎重さ、緻密さに、驚く人も多いのではないでしょうか。<br><br>さらに、社員の競争力を最大限に引き出すための投資も<br>惜しまない企業であることがよくわかります。<br>人材については、一流大学出身でなくても、語学力や経歴やスキルいかんで、<br>いくらでもサムスンに採用される可能性があるということも示されています。<br><br>サムスンの現場で行われていることを、あなたの仕事に活かすことで、<br>個人のスキルアップはもちろんのこと、組織の発展にも役に立つことでしょう。
感想・レビュー・書評
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元サムスン社員が書かれた本ではあるが、他の様々なソースから漏れ伝わってくるサムスンの実情と本書の内容に乖離があって、何が真実か真偽を計りかねている。
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サムスンはどのようにチームの競争力を引き出してるのか?
→いつどうやって誰が何をするのか、具体的な計画を事前に策定している -
いまいち。
いまや確固たる地位を築いているサムスンの内情について。
能力の高い人たちが軍隊の如く働いてる。参考になるものがあればと思ってよんだけど、あまりなかった。
泥臭い働き方。
和訳もうまくない。