- Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492521830
作品紹介・あらすじ
HBS流ケースメソッドに著者独自の改良を加えた実戦的ケース集。コンテクスト読解力を高める最良の教科書。
感想・レビュー・書評
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戦略が失敗した事例というのは開示が少ないので、情報としては有用だが、結構広範囲にわたってかなり多数の事例が列挙されているので、正直読みづらいし、読み通せなかった。
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タイトルも凄いですが、中身も、濃い。
失敗事例は、タブー視されるというか、時間の流れ以上に早く忘れられていく様に感じます。
特に、企業においては、責任者、経営者の仕事として他人事にされてしまうかと。
身の回りにも、同様の危険な香りが…。
自己資金で片付く内はいいんですけどね。 -
179件の戦略暴走例(多額の特別損失計上)を1ケース数ページでまとめてある。
「暴走」にも不動産バブルに合わせてリゾート開発を行ったような例もあれば、国際化・多角化等、当時の状況をふまえれば真っ当な打ち手にも見える(実際に上手くいった競合もいる)が、最終的に撤退することになった事例について、経営者の考えとその盲点を簡潔に記載してあり、多額の投資の難しさが伺える。全て終わった現在の視点だからこそ、不動産や半導体への投資が上手くいかないであろうことは予想がつくが、現代もITベンチャーへの投資が再び過熱しており、これらのどれが暴走につながるかは判断が難しい。
各経営者は大きな投資を行う前にこの本を読んでいただきたい。 -
因果関係の薄い分析が多い。分析が包括的ではない。財務視点での分析が皆無である。経営者の判断の誤り、という点では興味深い。
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膨大なケースを切れ味よく切る。戦略選択におけるミスは致命的。
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新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:336.1//Mi53
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膨大な企業事例をもとにして、個別の問題点を深掘りしながら、共通する組織や個人の問題を抽出し、体系化した力作。著名な企業が多数登場し、非常に分かりやすく、身につまされる思いがする。
個別事例もいいが、最後の終章の総括が更にいい。なぜ戦略が暴走するのか、経営者の立場、企業のステージなどの要因に基づき分析している。また、過去の類似した研究との相違点を示しながら、研究のあるべき姿も提示している。取締役会が監督機能を果たせていないことが定量化されているのも説得力がある。
結果を見て、それをまとめているだけという批判もあろうが、個人的には高く評価したい書籍である。 -
経営戦略の失敗についての本。
179ケースでの日本企業の例を述べている。しかし、内容は全般的に浅く書かれている。